当時、大会組織委員会の会長だった森喜朗さんの証言によれば、森さんが「2年(延期)にしておいた方がいいのではないですか」と心配するなか、「ワクチンの開発はできる。日本の技術は落ちていない。大丈夫」と言って、1年延期を決めたのは、安倍さんだ。
安倍さんはその後の記者会見で、「再延期の選択肢はないのか」と問われても、「政府としては来夏に、人類が新型コロナウイルス感染症に完全に打ち克った証として、完全な形で東京大会を開催したい。日本だけで感染が終息すればいいということではない。開催するうえで、治療薬、ワクチンもきわめて重要だ」(昨年5月25日)と表明。翌6月のインターネット番組では、「早ければ年末くらいに接種できるようになるかもしれない」と語り、「ワクチンについては来年前半までに全国民に提供できる数量を確保することを目指す」(2020年8月)と約束して、菅さんにバトンタッチしました。
足元の医療提供体制も整わず、ワクチン接種も遅れるなか、コロナ対策とオリパラ開催という二兎を追いかける菅さんの呪縛は、安倍さんの提案から始まっているのです。 南彰氏引用より
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