危険なマスクマン

暮れぐらいから我がフロア若手を中心にバッタバッタとインフルエンザにかかる人が出ていた。
かかっちゃってマスクをしている人、予防のためにマスクをしている人が入り乱れ、
我がフロアのマスクマン＆マスクガールの人口が増えていた。

お正月休みを挟んで、終息に向かいつつあるかなぁ～と思っていたのに、
ひとり・・・ふたり・・・と、我が部のオジサン共が倒れ始めた。

倒れて休んでくれる人はよいのだが、うちのボスが曲者だ。
ご自分の口から「人に移す前に、ゆっくり休息を取るように！」と言っておきながら、
彼は先週金曜日に解熱剤を飲んで、仕事をしていたらしい・・・。

彼の娘さんは受験生。まさに今、最も重要な時期を迎えており、
”ぽいかな？”程度でも寄るな！触るな！近づくな！の隔離モンである。

月曜日は朝からいなかった。
皆、容態が悪そうなのは気づいていたから、医者にでも行っているのだろうと思っていたが、
彼はしっかりお客さんのところに行っていたらしい。

「午後から戻るから」と電話が入った。
「無理なさらなくて結構ですから～。むしろ、出てこられても迷惑になりますよ」と
電話を取ってくれた男性も、養生せぇ～よ！！と申し上げてくれたはずなのだが、
彼はしっかりマスクをして戻ってきた・・・。
「家にいても、いる場所がないから」と。だからって、会社に出てきていいのかよぉ～？？

彼がデスクで仕事をしている時は、周りの皆さんもマスクをするようになった。
むろん、まーじょさんもそのひとりである。
かかっているほど暇ではないから、かからない自信はあるけれど、
近づいてくる者を避ける事はできない。

ご多聞に漏れず、我が部も「これから消毒します！シュッシュ」みたいな保健所状態である。