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日々のあれこれ

それにしても 本名をはく奪する 悪徳事務所

2018-02-16 14:54:11 | 映画・テレビ・演劇の部屋


 能年玲奈 今どき 奴隷制度のような契約で タレントを縛り 挙句には 本名(=芸名 能年の場合)を使えないようにする。レプロエンタテインメントは、契約満了直前の2016年6月下旬に文書を送付して「昨年4月から能年との話し合いが進まず、仕事を入れられなかった」として15か月分の契約延長を求め、あわせて契約満了後も「能年玲奈」を芸名として使用するには同事務所の許可が必要であると警告していたと『週刊文春』誌上で報じられた。7月1日以降も同事務所から退所に関する正式な発表はなく、専属芸術家契約等の履行及び更新をめぐる諸問題について一部東京地方裁判所において係争中であり引き続き協議中である旨の声明を同月14日付で正式に発表し、契約問題は未解決であるとしている。
 

 参照  「芸能界の 奴隷制度



  ORICON NEWSより

 2018年度後期に放送される、NHK連続テレビ小説の99作目『まんぷく』のヒロイン役に、安藤サクラが選ばれた。現在31歳、昨年6月に第一子を出産した安藤は、朝ドラ史上初となる“ママさんヒロイン”だ。大阪で子育てをしながら撮影に臨む予定で、これまでの朝ドラになかったタイプのヒロイン誕生に期待がかかる。このニュースにちなんで、ORICON NEWSでは、これまでに放送された朝ドラの中から「好きな朝ドラヒロイン」についてユーザー1,000人に意識調査を行った。

◆『あまちゃん』がダントツで1位に

 ORICON NEWSでは、10代から50代の男女に調査。計1,000人の一般ユーザーが選んだ、「好きな朝ドラヒロイン」のランキングは以下の結果となった。

 堂々の1位に輝いたのは、『あまちゃん』の能年玲奈(現・のん)。総合ランキングで得票率20%を超え、ユーザーの世代別に見ても10代から50代までの全世代で1位をマークするなど、圧倒的な強さを見せた。

 『あまちゃん』は2013年度前期放送。脚本・宮藤官九郎の作り出す独特の世界観やストーリーが受けて、それまで朝ドラを観ていなかった層へのアピールに成功した作品だ。ユーザーからは、「今までの朝ドラで一番面白かったし、登場人物のキャラクターも内容も独特で、唯一無二のドラマだったと思う」(岩手県/10代/女性)、「朝ドラを違うステージへと引き上げた。誰も不幸にならない素敵な作品でした」(東京都/50代/女性)、「脚本やストーリーが良く、何より朝から笑えた」(東京都/50代/男性)などの声が集まった。この世界観にピッタリとハマったのが、ヒロイン・天野アキを演じた能年で、「東北弁でアイドルを目指しているのが斬新だった」(東京/20代/女性)、「成長していくヒロインにピッタリだった」(神奈川/50代/男性)など彼女を支持する声が多かった。

◆『あさが来た』の波瑠、女優としての評価も高く

 2位は、『あさが来た』の波瑠。全世代から好評で、安定した人気を誇っている。「女性にとって困難な時代をひたむきな努力で生き抜く姿が素晴らしい」(長崎県/30代/男性)、「自分のしたいことを時代に関係なくやり通したあさに憧れる」(広島県/30代/女性)など、ヒロイン・あさのキャラクターが人気。だが同時に、あさを演じた女優・波瑠の評価も高く、「笑いも涙も、少女時代も熟年期もうまく演じていた」(香川県/40代/女性)、「彼女には最後まで観させる力量があった」(広島県/30代/女性)などの声が集まった。

 3位は『ひよっこ』の有村架純。有村と言えば、『あまちゃん』で春子(小泉今日子)の若き日を演じ、その美少女ぶりが話題となったが、この『ひよっこ』でも「可愛かった」とルックスを評価する人がとても多かった。それに加えて、「茨城の純朴な普通の女性をしっかりと演じていて、応援したい気持ちにさせられるヒロインだった」(大阪府/30代/女性)、「ヒロインの存在感が大きかった。家族を支える心の成長に感動した」(大阪府/50代/女性)など、茨城弁の純朴なヒロイン・みね子を支持する声も。

 4位は『ちゅらさん』の国仲涼子。ドラマは2001年度前期の放送で、ちょっと懐かしい感じもするが、「笑顔が爽やかで元気をもらえた」(群馬/50代/女性)、「今、国仲涼子さんを見ても一番に『ちゅらさん』が思い浮かぶ」(埼玉/20代/男性)など、彼女の演じた恵理(えりぃ)は、いまだに人々の記憶に強く残っているようだ。

 5位は『ごちそうさん』の杏。「長身でたくましいヒロインが輝いていたから」(愛知/30代/女性)、「小姑のイケズに負けず頑張る姿が印象的だった」(東京/20代/女性)などの意見に加え、「実際に相手役(東出昌大)と結婚したこともドラマティックで印象に残っている」(神奈川/40代/女性)といった声も。

◆40代・50代からはいまだ『おしん』の小林綾子が人気

 総合ランキングの6位以下は、『梅ちゃん先生』の堀北真希、『まれ』の土屋太鳳、『とと姉ちゃん』の高畑充希、『花子とアン』の吉高由里子、『べっぴんさん』の芳根京子と続いている。ユーザーの世代別に見てもあまりばらつきのない結果となったが、特筆すべきは、40代、50代から『おしん』の小林綾子を挙げる声が多かったことだろう。

 『おしん』は1983~84年に1年間放送され、社会現象を巻き起こした大ヒット作品。主人公・おしんの半生を小林綾子、田中裕子、乙羽信子の3人の女優が演じ分けた。中でも特に少女時代を演じた小林の人気が高く、ユーザーからは「健気でよかった」(神奈川/50代/女性)、「とにかく泣ける」(千葉/40代/女性)などの意見が寄せられた。

 これまで半世紀以上にわたって、様々なタイプのヒロインを生み出してきた朝ドラ。今回の意識調査のコメントを読み解いてみると、作品の設定やストーリー、ヒロインのキャラクター、それを演じる女優の魅力など、いろいろな要素が相まって、人々に愛されるヒロインが誕生してくるようだ。今後はどんな朝ドラヒロインが登場するのか、注目したい。

(文:水野幸則)

【好きな朝ドラヒロイン TOP10】
1位 あまちゃん/能年玲奈(のん)……20.9%
2位 あさが来た/波瑠……11.2%
3位 ひよっこ/有村架純……10.2%
4位 ちゅらさん/国仲涼子……6.8%
5位 ごちそうさん/杏……6.1%
6位 梅ちゃん先生/堀北真希……5.2%
7位 まれ/土屋太鳳……3.6%
8位 とと姉ちゃん/高畑充希……3.2%
9位 花子とアン/吉高由里子……3.1%
10位 べっぴんさん/芳根京子……2.4%


【調査概要】
調査時期:2018年2月2日(金)~2月6日(火)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

遅れてきた ランナー伊藤 歩 が

2015-07-08 16:51:13 | 映画・テレビ・演劇の部屋

<日刊ゲンダイ>より

伊藤歩という女優を初めて見たのは約20年前。岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」だった。独特の世界観で構築された架空の街で生きる、娼婦の母親を持つ少女の役だ。当時15歳の伊藤は、三上博史やCHARAといった個性派に負けない存在感を放っていた。

 その後も映画やドラマで活躍を続けており、昨年の「昼顔」(フジテレビ系)でも、斎藤工のエキセントリックな妻を好演している。そんな伊藤にとって、この「婚活刑事」が民放連ドラ初主演だというから驚く。ようやく時代が伊藤歩に追いついたのか。

 両国署・刑事課の巡査部長、花田米子が伊藤だ。35歳、独身、結婚願望あり。だが、実生活で好きになる男は、なぜか犯罪者となってしまう。逆に言えば、米子が好意を持った容疑者が真犯人ということになりそうだ。

 先週の第1回も、再会して一瞬恋心を抱いた高校時代の同級生(和田正人)が犯人だった。しかし、これだと毎回登場するゲスト俳優が犯人である可能性が高い。バレバレだ。その辺り、いかにして視聴者の予想を裏切ってくれるのかが見どころとなるだろう。

 結婚へとつながる相手と犯人の両方をさがし求める婚活刑事。その笑える設定を、伊藤は生真面目に、そして楽しそうに演じている。これはもう、ひたすら伊藤の座長芝居を見るべき一本だ。

(上智大学教授・碓井広義=メディア論)

坂井泉水は永遠に

2015-05-27 14:14:32 | 映画・テレビ・演劇の部屋


1990年代の音楽界を席巻した「ZARD」のボーカル、坂井泉水さんが2007年5月27日、40年の短い生涯を閉じて、はや8年の歳月が流れた。昨年末、小田急線・渋沢駅(神奈川県秦野市)では、同市とゆかりがある坂井さんを偲び、「駅メロ」にZARDの曲が使われるなど、死後もその功績が薄らぐことはない。「負けないで」や「揺れる想い」などのミリオンセラーを連発した華々しい功績とは裏腹に、メディアの露出が極端に少なかった“歌姫”。その知られざる素顔を改めて振り返ってみよう。

 謎に包まれた歌姫の生涯は、最後の最後までミステリアスだった。

「坂井泉水さんの転落死のニュースは、所属事務所の発表を受けてテレビ局が臨時テロップで流した。ただ、確認できた彼女の年齢は二つあり、捜査員は年齢を確認するだけでも混乱したんです」(当時の捜査関係者)

 坂井さんは1967年2月、神奈川県平塚市で生まれている。彼女のプロフィルは公表されることはなかったが、「ZARD」としてデビューする前、彼女は本名の蒲池幸子として、タレント活動をしていた。当時のプロフィルは「1969年2月生まれ」だった。

 ミステリアスなのは、これだけではない。

 坂井さんは2007年5月26日午前5時42分ごろ、東京・信濃町の慶応義塾大学病院の非常階段付近で大量の血を流して倒れているところを発見された。スロープ状になっている高さ約3メートルの地点から転落して後頭部を強打したとみられ、発見後、救急病棟に運ばれたが、翌27日の午後3時すぎに脳挫傷のために死亡した。

 警視庁四谷署では当時、事故と自殺の両面で捜査していた。

 「手すり部分には手の跡が残っていた。腰を掛けていてそのまま後方に転落したとの見方が有力だった」(前出の捜査関係者)

 坂井さんは06年6月に子宮頸がんを患い、全摘出手術を受けて回復の兆しを見せていた。だが、肺への転移が見つかり、07年4月から入退院を繰り返していた。事故現場の非常階段は、日課としていた散歩のコースだったようだ。

 そんな坂井さんのアーティストとしての経歴は、実に華々しい。93年にはシングル「負けないで」が164万枚を超える大ヒット。その後、「揺れる想い」「マイ フレンド」も100万枚を突破した。亡くなった07年当時に、CDやDVDの総売り上げは、3600万枚を超えていたという。

 だが、テレビ番組に出演したのはわずか数回。ファンの前に生の姿を見せたのは99年のライブと、04年のライブツアーだけだった。

 ファンにさえ、実像をほとんど知られていない坂井さんだが、その短い一生からは音楽への強いこだわりがうかがえる。

●伊藤英明に似た先輩にフラれる

 坂井さんは神奈川県秦野市内の小・中学校に通い、1982年に県内の高校に進学する。高校時代の親友が語る。

「控えめな性格でしたが、天然ボケのところがあってマイペースな子でした。本名から『サッチ』と呼ばれていました。歌手の大沢誉志幸の曲『そして僕は途方に暮れる』が好きで、よくノートに歌詞を書いていました。授業中にも書いていたんですが、先生が近くに来たのに彼女はまったく気がつかず、先生に教科書で頭をポカンとたたかれていました」

 スポーツも万能で高校時代は硬式テニス部に所属。校内のミスコンで優勝し、他校の男子生徒がのぞきにくるほど、彼女の評判は広まっていたという。

 そして、思春期ならではの甘酸っぱい恋愛も。

「高校1年のとき、彼女は俳優の伊藤英明さんに似た先輩を好きになって告白したんですが、なぜかフラれて相当ショックを受けていました。『サッチをフッたなんて信じられない』と、女子生徒からブーイングがあがりました」(前出の親友)

 3年生に進級すると、坂井さんはバンド活動に強い関心を示し、周囲の友人に「テニス部も夏で引退するし、バンドを組みたいな」と漏らしていたという。

「バンドを組んでいる同級生に、彼女は『バンドに参加したい』と頼んでいました。本人はかなり熱心でしたが、どのバンドにも空きがなく、実現しませんでした」(元同級生の男性)

 坂井さんは高校卒業後、神奈川県内の短大に進学。OL生活を経て芸能界入りする。といっても、そこは歌手とは畑違いのキャンペーンガールの世界。89年には「東映カラオケクイーン」、翌年はレースクイーンとして活動したが、音楽への情熱はますます高まっていた。

 当時の仕事仲間、タレントの岡本夏生さんは、坂井さんと仕事帰りに行ったカラオケのことをよく覚えているという。

「高橋真梨子さんのバラード『for you…』を歌詞も見ずに、気持ちを込めて歌っていました。ふだんは10話しかけても2しか返さないぐらいおとなしい子でしたが、歌うときの自信に満ちた姿には、歌手を目指す強い信念を感じましたね」

 坂井さんが「歌手になるのが夢なんです」と、大学ノートにビッシリと書いた自作の詩を見せてくれたことがあるという。

「彼女は詩を書きためたノートをいつも持ち歩いて、仕事の合間にも詩を書いていました」

 岡本さんは、坂井さんから「好きでもない男性に言い寄られて困っている。恨まれないようにうまくかわしたいんだけど、どうしたらいい?」と相談されたこともあったという。恋愛については、歌ほど器用ではなかったようだ。

 そんな坂井さんも91年、ZARDのボーカルとしてシングル「Good-bye My Loneliness」で念願の歌手の仲間入りを果たす。彼女の才能に目を付けたのが、人気バンド「TUBE」や「B'z」などを手掛けた音楽プロデューサー、長戸大幸氏。以後、坂井さんは、長戸氏の音楽事務所「ビーイング」に所属することになる。

「当時は無名の歌手でしたが、『夜の番組で私の歌が使われるの』と喜んでいました。つやのある長い黒髪がきれいで、芸能人というよりは超美人のOLといった印象でした。芸能人であることを隠そうとして、だてメガネをかけていましたけど、レンズが入っていないので逆に目立っていました」(知人の美容師)

 93年には代表曲「負けないで」が大ヒット。そのころ、ラジオ番組で対面した音楽評論家の富沢一誠氏はこう話す。

「写真で見たイメージどおりの美人でした。女性アーティストのなかには、人気が出てくるとおごりが見える人もいますが、そんなところはなかった。一つひとつの質問を受けとめて、言葉を選んで話す。文学少女のイメージがぴったりの女性でした」

●「美人」と言われテレビが嫌いに

 だが、ヒット曲を連発しても、メディアへの露出は控えたままだった。ファンの前に初めて生の姿を見せたのは、デビューから8年後の99年8月。アルバム購入者を対象にした、クルーズ客船でのライブだった。

「このライブは、彼女が所属する『ビーイング』の総帥、長戸氏が来場して、坂井さんのかばん持ちをしていたほどの力の入れようだった。リハーサル中も、坂井さんが指示する照明や音響への注文もいちいち聞いていた」(芸能記者)

 坂井さんのように、メディア露出を控えることで“価値”を向上させ、タイアップを駆使する戦略は、当時、音楽業界で「ビーイング商法」と呼ばれていた。

 この戦略は、歌と私生活を大切にしたいという坂井さんの志向と重なり合っていたようだ。

 彼女の数少ない肉声が聞けるイメージビデオ「Body Works」(大陸書房)。そのなかで坂井さんはこう話している。

「仕事に入ってから、自分が興味を持つ対象物がけっこう変わっちゃったなと。(友達と話す)話題や内容なんかが違って、話す機会が少ないんです」

 前出の親友も言う。

「彼女は『きれい』とか、『美人』と言われるのが嫌で、歌番組の共演者に『きれいな人』と何度も言われて、テレビ嫌いになったと聞いています」

 ミリオンセラーを連発しながらも、坂井さんは派手な振る舞いを避け続けた。人気絶頂期の96年11月には、東京の都心ではなく、郊外の町田市に一戸建てを新築。40坪足らずの新居に親を呼び寄せたが、

「町内会に入ることも、近所付き合いもなかった」(近所の住民)

 自宅には約105平方メートルもの地下階がある。坂井さんはそこで、歌の練習や作詞活動でもしていたのだろうか。

 また、プロモーションビデオ(PV)を巡ってはこんな話もある。坂井泉水さんが残したPVを見ると、彼女の横顔やうつむき加減の映像が圧倒的に多いことに気づかされる。PV制作は通常、シナリオに沿ってアーティストが演技をして作品を完成させていくのが一般的だが、

「坂井さんの場合は、他のアーティストとまったく手法が異なっているんです」

 そう語るのは、1991年のデビュー以来、坂井さんを撮り続けてきた映像制作担当者である。

「レコーディングや何げない日常の風景を撮るために、片隅で長時間カメラを回しました。作りこんだ映像よりも自然体の彼女のほうが魅力的だった。このため、自然と横向きの映像が多かったのです。本人もそういった映像を気に入っていました」

 ロケで20時間もカメラを回しながら、実際には1分程度しか本編で採用されなかったこともあったという。作品に妥協しなかったという、彼女のストイックな一面がうかがえる。

「PVというよりドキュメント番組に近い作りだと思います。16年間で残された未公開映像は膨大な量になりました」

 メディアへの露出が少ないためか、街角で突然ファンにサインを求められる経験も少なかったようだ。こんなエピソードもある。シドニーのロケでの出来事だ。

「坂井さんが散歩している姿を撮影していると、気がついた日本人の新婚カップルがサインを求めてきました」

 坂井さんは少し困ったような表情を浮かべて、映像制作担当者のもとに歩み寄り、こう言ったという。

「こういうときって、サインしてあげてもいいんですよね?」

 この担当者が「してあげればいいんじゃないかな」と答えると、うれしそうな様子でサインに応じたという。

 05年末、小さな水族館を併設した東京・恵比寿のレストランで撮影した。海が好きな坂井さんはシチュエーションがとても気に入ったらしく、「今度は水族館で撮影したい」と自ら撮影を企画。07年4月には水族館でのロケを予定していた。

 だが、撮影日の数日前になって、坂井さんから撮影担当者に一通のメールが届いた。
 〈また治療のため入院しなくてはいけなくなったので、撮影できなくなってしまいました〉

 子宮頸がんの摘出手術を受けたものの、がん細胞が肺に転移していたのだ。

「一度お見舞いに行きました。彼女はもどかしかったでしょうね。『早く仕事がしたい』と。いつもスタッフに心遣いをみせていた彼女は、帰り際にベッドから起きてわざわざエレベーターの前まで見送ってくれました。それが坂井さんと会った最後でした」

 前出のビデオで、坂井さんは「幸せとは?」と問われて、こう答えている。

「自分の好きなことを、一生やり続けていけることだと思います」

 亡くなった年の秋には、アルバムの発売とライブツアーを行う計画があった坂井さん。闘病中も病床で詩を書き続けていたというが、その一生は幸せだったのか。やはり無念だったのか。

 いくら問うても、「永遠」に「君がいない」――。

(週刊朝日「2007年6月15日号」、「同年8月24日号」に掲載した記事をニュースサイト「ドット」編集部が加筆・再編集しました)

松岡茉優

2015-04-19 08:07:04 | 映画・テレビ・演劇の部屋
数々の映画やドラマに出演し、女優としての活躍はもちろんのこと、バラエティー番組でMCをやってもロケに出かけても、その対応力の高さで存在感を放つ松岡茉優(20)。明石家さんまや爆笑問題の太田光も絶賛するポテンシャルを持つ松岡が、18日スタートのフジテレビ系ドラマ『She』(毎週土曜 後11:40)で連続ドラマに初主演する。「キラキラとして遠くにある存在」だった連ドラの主役。まだ、実感が湧かないと言いながらも、「勇気を持って作品に真っ直ぐ向かっていきたい」と意気込みを語った。

【動画】中学・高校時代を語る松岡茉優

 8歳から子役として芸能活動を始め、『おはスタ』(テレビ東京)のおはガール(2008年4月~10年3月)を経て女優へ。12年公開の映画『桐島、部活やめるってよ』の演技が高く評価され、13年の前期連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)でブレイク。14年は『GTO』(関西テレビ・フジテレビ)でメイン生徒役を演じ、お笑い番組『うつけもん』『オサレもん』(ともにフジテレビ)でMCに挑戦するなど、マルチに活動の幅を広げている。

 今年は、1月期に『問題のあるレストラン』(フジテレビ)、『限界集落株式会社』(NHK)の2本のドラマに出演し、2月に映画『リトル・フォレスト』(冬・春編)と『サムライフ』が公開され、待機作に『ストレイヤーズ・クロニクル』(6月27日公開)、『猫なんかよんでもこない。』(2016年公開)がある。

 そして、満を持して臨む連ドラ主演。「今回の作品の概要を初めて聞いた時、“fresh&edgey”というコンセプトと、スクールドキュメントサスペンスという挑戦的な内容の作品に主演できることがうれしかった反面、大きな責任も感じて緊張しました。25分間という短い時間に内容をギュッと凝縮した作品の中心で、しっかり、真っ直ぐ、立っていられるように頑張ります」と噛みしめるように語った。

 “学年で一番の美女”がこつ然と姿を消したことで、周りの人たちに波風が立つというストーリーを、長回しと手持ちカメラを多用してドキュメンタリー風に撮影。記録映像のような演出で、“どこかの学校で本当に起こっていることではないだろうか?”という感覚を誘う“スクールドキュメント”サスペンス。松岡は、失踪した“彼女”の親友でジャーナリスト志望の西澤涼子役で主演し、失踪の理由とその裏に潜む真実に迫っていく。

 この4月から土曜深夜に復活するフジテレビ系のドラマ枠“土ドラ”。松岡のトーク力を自身のラジオ番組で絶賛していたさんまの新番組『さんまのお笑い向上委員会』(毎週土曜 後11:10)も同日よりフジテレビ系でスタートする。松岡は「さんまさんの番組目当てでチャンネルを合わせた人は、そのまま『She』までお付き合いたいだければ」と茶目っ気を見せながら、「面白いものを提供します」とキッパリ、頼もしく番組をアピールしていた。

 一方、今月からNHK・BSプレミアムで『あまちゃん』の再放送が始まったことも話題だが、いまだに「あまちゃん女優」と呼ばれることをどう思っているのか聞いてみると、「いつまでもそういってもらえるのがうれしいです。『あまちゃん』に出演したおかげでいただいた仕事もたくさんあるので、恩恵を受けた分、いつか恩返しができるようにしたいと思っています。『She』を観て、『あまちゃん』も観てみようと思ってもらえたらうれしいですね。そういう影響力のある俳優になりたいと思っています」と目を輝かせた。

スターウォーズ エピソード7のタイトル

2014-11-07 12:04:43 | 映画・テレビ・演劇の部屋

(CNN) 映画「スター・ウォーズ」のシリーズ最新作となる「エピソード7」のサブタイトルが11月7日、ツイッターに掲載された。

エピソード7のサブタイトルは「The Force Awakens(「フォースの目覚め」の意味)」。撮影終了の報告とともに、ツイッターのスター・ウォーズ公式アカウントに掲載された。

撮影終了を祝うパーティーには出演者が勢ぞろいした。あごひげを生やしていたマーク・ハミルはきれいに顔をそり、6月に足にけがをしたハリソン・フォードも元気に歩き回る姿を見せた。

エピソード7は2014年12月18日に公開される。スター・ウォーズシリーズ作品の公開は2005年の「エピソード3/シスの復讐」以来。過去の作品は「エピソード2/クローンの攻撃」を除く全作が、その年の興行成績で首位を獲得している。

ロボットの「C―3PO」を演じるアンソニー・ダニエルズは2日、エピソード7について、シリーズ最高の成績を残した「帝国の逆襲」以上に素晴らしいとツイッターでコメントした。


『すべてがFになる』

2014-10-22 13:28:49 | 映画・テレビ・演劇の部屋


 ☆10月21日にフジテレビ系列にて21:00-22:09に放送された武井咲、綾野剛主演のフジテレビ系連続ドラマ『すべてがFになる』の初回の平均視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)を記録した。

 このドラマは、スーパー理系頭脳をもつ女子大生と工学部建築学科の准教授の師弟コンビが、天才的頭脳の持ち主の仕組んだ、解の見えない密室殺人と猟奇犯罪方程式に挑むサイエンスミステリードラマ。

 出演者は武井咲、綾野剛、吉田鋼太郎 、小澤征悦、早見あかり、水沢エレナ他。原作は森博嗣。脚本は黒岩勉、小山正太。主題歌はゲスの極み乙女。「デジタルモグラ」。

 参考= すべてがFになる