海菜:あの裏で寝てる(笑)
守:まァじでぇ~?
海菜:仕事で寝れてないみたい。
守:そういえばいつだかの稽古んときも、徹夜してそのまま来たときあったね。
海菜:あのときは隅っこで膝抱えて座ったまま寝てた(笑)
守:アタシ気づかなかったんだよ。(笑)「はーい、じゃ続きからいきまーす」ってなったときにはちゃんと普通にいたでしょ。
海菜:うん、ちょっと土偶みたいな顔になってたけど…(笑)
守:何だよそれ(笑)……でも偉いよね。仕事行ったらもう定時になんて絶対上がれないみたいだもんね。大抵夜遅くまで…。
海菜:平日稽古の日、今まさに通し終わりました!って瞬間にチャコちゃんが顔出したこともあったね。すごい絶妙のタイミングで(笑)
守:あったあった!……チャコ!起きた?
久子:すみません…。
守:いいよいいよ。なんならもうちょっと寝ててもいいよ。
久子:いえ、そういうわけには…!
海菜:せっかく番長に呼び出されたから。
守:番長じゃないから。
久子:何か久しぶりに聞きました、その呼び方。(笑)
守:え~さて。
久子・海菜:?
守:やっべえ、ののちゃんから預かったメモ忘れてきた!
海菜:何なんですか。
守:いや、アタシさ、すぐとっちらかっちゃうからさ、聞く順番とか話の進め方メモっといてくれてさ……
久子:…いいんじゃないですか、別に。
海菜:うん。
守:そう? 本人がそう言うんならいいや。なら勝手にしゃべって(笑)
海菜:あっという間だったぁ~
久子:うん、あっという間!
海菜:稽古もあっという間なら本番もあっという間。
守:アタシは長かったけど。
久子:感じる時間軸が違うんですよぉ。
守:どういう意味?
海菜:目まぐるしく感じてしまうようになった、時間。
久子:大人になったってことですね。
守:アタシが子供みたいじゃん。
久子・海菜:うん。
守:!?
海菜:そんな中で今回の舞台に立てたことは本当にありがたいことです!
久子:はい!
海菜:きっと数年後に思い返せばほんの一瞬の数ヶ月。
久子:されどかけがえのない数ヶ月!
守:何だかよくわかんないけど、ありがと!
海菜:稚魚という役柄的には思い悩むことは特になく(笑)…ただただ、申しわけないくらい楽しませていただきました。
久子:そうですねぇ。同僚や先輩たちが私がこんな感じなのは初めて見たっていう人多かったですね。
守:チャコの仕事してる姿の方が想像できん(笑)
久子:うれしかったです。
海菜:人魚語だったしねー。
久子:はい。(笑)
守:海菜は誰だかに似てるって言われてたね。
久子:も…
海菜:それ言わないでくださいっ!!
守:(笑)嫌なんだー。
海菜:最後の「動いてたのー。たーまーごー」
久子:うんうん。
海菜:動いた卵をびっくりしながらも、わくわくと、じっと観察する姿が想像できて
久子:うんうん。
海菜:とっても愛しくて。
久子:うんうん。
守:うんうん星人かっ。
久子・海菜:……。
海菜:印象に残ったのは、稽古中でも本番中でも笑ってしまう数々の場面。
久子:同じく!
海菜:なかなかこれって1つに決められなくて……
久子:決めてしまうのがもったいない。
海菜:うんうん。(守をチラ見)えっと…それくらい稽古場でも笑いー、本番でも進化していくのがー実感できましたっ!
久子:うんうん!
守:もう何も言わないから。
──(つづく)──
人魚4(ワカメ)役・加藤久子
人魚5(タマ)役・海菜
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