私、数年前のシアターコクーンに観に行って以来、NODA MAP舞台はとんとご無沙汰です。
『半神』は、実は野田作品を初めて生で見た舞台でした。
円城寺あやさんのシュラ、竹下明子さんのマリアの対比がすごく印象的で衝撃的な舞台でした。遊民社の中では比較的わかりやすく(原作が萩尾望都さんの漫画だからってこともあり…)入りやすかったというのもあるかもしれません。
何度か再演もあり、その後、深津絵里さん主演でのNODA MAPは記憶に新しい方もいらっしゃるかも。。
(深津絵里さんも、舞台ではほんと映像とまったく違うすんばらしい美声で、『キル』の透明感にやられていっぺんに好きになってしまいました。)
で、その『半神』が、このたびはオール韓国人キャストにて上演。
あらためてその作品のすごさに驚愕しました。韓国キャスト陣もすごくよかった。
映像で字幕を追うのはちょっと大変だったけど。
字幕追わなくとも演技見てればわかるみたいなとこもあったし。
いや、それはさすがにうそですけど(笑)
一方『エッグ』は、大好きな深津絵里さんも出演、主演は妻夫木聡さん。
こちらはパリに招かれるほど国際的に評価の高い作品ですよね。
オリジナルキャストがすべてそろっての再演はまさに奇跡ですね!
ほんとにそのスケールの大きさと内容の深さは言うまでもありませんが…(すごいいろんな意味でコワイ作品)
話がでかすぎて、私には『半神』が抱えるテーマのほうが心にずしりときますね、やっぱり。普遍的な人間の根底なる葛藤が。
私にとっての今どき最新舞台はやはりその前に放映された『プルートウ』で(関連記事はこちら)、それと対極にある『半神』という印象があり、どちらも私には大事にしたいものだなと思えました。
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