20代半ばで上京してから、年に1回、年末年始に4~5日の帰省しかしていませんでしたし、再婚の前後にプラス1~2回、義父が亡くなった後に夏帰省したのが1~2回あったかな…という程度でしたので、この30年というもの、父母と過ごした時間というのは、ほんとに少ないです。
ましてや、これほどの日数続けて実家で過ごすのは上京以来初めて。
母とこれほど長く一緒に台所に立つのも初めて。
私、家ではあんまりお手伝いする娘ではなかったので。(笑)
久々の親子水入らずの時間をゆったり過ごせるのかな…と思っておりましたところ、とんでもない! 次から次にいろんな手続が押し寄せて……
ほんとにあっという間でした。
父にはあまり親孝行できなかったけど、その分、母に少しは恩返しできたかな?^^;
こちらに戻ったら、何だか浦島太郎になった気分。
発表会以来、3週間ぶりにフラメンコ仲間に会うと、何だか昨日会ったばかりのような気がしているのは私だけで、みんなは発表会が遠い昔の出来事のよう…なんて言っているんですよ。^^;
熊本での時間がすっぽり抜け落ちているような感覚。
全く別の世界の出来事のような……不思議な感じ……
別といえば、葬儀にまつわるいろんなことも、こっちとあっちでは全然違っていて、驚きました。
実家は浄土真宗、こちらは真言宗の一派らしいんですが、お経はもちろん、線香の上げ方、ご焼香の仕方、火葬後の収骨なども、まったく違うんですね。
一番エッと思ったのは、収骨。
こちらは骨を砕いてでもすべてのお骨を骨壺におさめるように火葬場の係の方が丁寧に拾ってくれますが、あちらでは、家族が拾える分だけを骨壺におさめ、入りきれなかった大きな骨などは、火葬場のほうで供養してお納めするとのこと。(分骨みたくなるわけですよね)
まあ骨を砕く過程を見るのも何となくつらい気持ちがするものですが、骨全部は拾ってくれないんだ…と思うと、それも何となくフクザツな心持ちになりますね。。。
もしかしたらこれは宗教・宗派の違いではなくて、お国柄というか、地域性…なのかもしれませんが。
地域性といえば、昔から、南のほうの地域では通夜・告別式等の儀式は比較的短い日程で行われており、北に行くほど葬儀期間は長くなると聞きました。
九州のほうは亡くなってから2~3日で済ませるところが多く、東北のほうでは1週間ぐらいかけるとか。(気候的な問題も関係しているんでしょうか…)
そう、友引に葬儀を行うのも熊本では全般的に抵抗ないようでした。
最近は全国的にそういった傾向にあるのでしょうかね。
世の中はいろいろと変わっていくことも多いですし、これからはやはり柔軟な頭と心が必要ですね。何事においても。
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