アニメ依存者の発散ブログ

新たな人生観の取得、自分の思考の言語化を目的

ヘブバン 第4章後編クリア!!!

2023-08-07 10:44:07 | ゲーム

※ネタバレは極力避けているつもりですが、くれぐれもご注意ください。

 

 何ヵ月もアニメ紹介の記事を放置しているくせに、このような記事を作成している自分が恥ずかしいですが、やっぱり誰かに知ってもらいたいので書かせてもらいます。

 今回は写真メインで説明はほどほどにしています。

 


メインストーリーダンジョンにおけるパーティー

 メインストーリーのダンジョンは全部このパーティーで挑みました。いちいち考えるのが面倒だったから、打属性の弱点を突くは無視して「突」「斬」メインのメンバー構成です。ダンジョン道中の敵の耐性がイカれてるのに加え、スタミナ?防御力?も相当バケモンだったみたいで、めちゃ時間かかりました。最近修正が入ったみたいなので、少しは楽になったのではと察します。

 



第4章後編Day14のプレイングイール1戦目

 攻略法はネット(https://game8.jp/heavenburnsred/425634)を参照しました。一から十まで参照しなくても、相手の回復のタイミング・デバフ攻撃のタイミングさえ押さえて、あとはサイトに載っているポイントを把握すれば苦労はしなかった印象です。ただ、私の場合相手に一度回復を許してしまったので、めっちゃ焦りましたが、専用スキルブッパする十八番脳筋攻撃で何とか勝てました。

 


第4章後編Day14のプレイングイール2戦目

 2戦目は自分の最強パで挑んだので、タイミングを計ってフルボッコして難なく倒せました。ゆりっぺがとにかく強い!

 


スカルフェザー第4形態(最終形態)の撃破

 スカルフェザーの第1形態(頭)はプレイングイール2戦目と同じパーティー(火パ)
 スカルフェザーの第1形態(尾)はプレイングイール1戦目と同じパーティー(氷パ)
で戦いました。
 結構慎重に戦ったのですが、そんなに身構える必要はなかったのかもしれません。専用スキル1~2回の使用で倒せました。
 スカルフェザーの第2形態は戦闘なし。
 スカルフェザーの第3形態は上記に記した火パで挑み、ターン調整も兼ねて7ターンで仕留めました。9ターンまでに討伐しないといけないようです。
 そして第4形態ですが、サイトのコメ欄で散々言われている通り、ビビっていたほどの脅威はありませんでした。「ODを2溜める・その間にエンハ済ませる・クリシン使う・デバフ付与する」といった私のボス戦に対するテンプレ攻略ですんなり倒せました。まぁ相手も相当消耗しているでしょうから、戦闘バランスがおかしいとは思いませんでした。

 なにはともあれ、クリアできて本当にうれしいです!!!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

【作成日:2023年8月7日】

【最終更新日:2023年8月7日】


ヘブバン 第4章前半クリアを祝して――

2022-08-30 14:07:31 | ゲーム

※本文にほんの少しネタバレ要素があります。

 基本はアニメの紹介記事を載せていますが、本日やっとの思いでヘブバン4章前半をクリアして、あまりにも興奮したのでその勢いで書いています。

 育成自体は8月の中旬辺りで手詰まりだったのですが、運営様からのクォーツ配布を次イベントが始まるまで粘って願っていました。私は2月の下旬に始めたなんちゃって初期勢ですが、財力と社会的地位の関係で無課金勢を貫いています。本気で課金を考えたのは、「パズドラ」「このファン」そして「ヘブバン」の3つです(そもそもゲーマーではないので、ゲームに対する心得は乏しいです)。スマホゲーム運営が課金で成り立っているのは百も承知ですが、どうかお許しください、運営様。そして本当にありがとうございます、課金者様。


無課金の証。(確か無償クォーツから消費されるそうなので、こんなに無償クォーツ溜めた私、偉い。)
初期に溜めた30000を切ったことはありません。

 

 さて「ハーフアニバーサリーのログボ」や「~までのストーリークリアで報酬ゲット」を活用しつつ、10連分を目安にSSR実装キャラの追加交流(記憶のカケラ?のやつです)でクォーツをコツコツ稼いで、なんだかんだ計80連回しました。回したのは「ハーフアニバーサリーⅠ」のユッキーや蒼井のSSRピックアップのやつです。同じガチャをここまで回したんは初めてでしたが、結果は爆死……。SSRは0でした。まぁお金で貢献できていないのだから仕方がない、と無課金ならではの現実逃避のおかげでなんとか正気を保てました。それに、おタマさんの新Sを5回引けて念願のLv.100に到達できたので、タダでは転ばなかったようです。(画像はSタマの限界突破Lv.0ですがそこからLv.5まで上げました。)


ムネアツ!!

 

 4章前半クリアの話になります。と言っても、戦法だったり装飾の紹介するのはかなり難しいので、クリアできたときのステータス?みたいなもの(主にレベルなど)をお見せしたいと思います。もちろん2度ゲームオーバーもくらっていますし、時間は3時間かかりましたし、めちゃくちゃ難航しました。大きな敗因はやはり戦力不足だと考えていますが、それでもギリギリクリアできたので、誰かの参考あるいは「行けるかも!」の後押しになれば幸いです。

 フラハン第1,2形態はユイナ先輩でゴリ押しです。攻略サイトでは「第1形態ではOD使わない」とありましたが、コイツDP割っても3ターンで回復しやがるので、2回目のDP破壊後に苦渋の決断でOD3を使いました。
 しかもユイナ先輩の使える4回の大技は1と2で半々にしようと思っていたのに、結局1で3回、2で1回という結果でした。最後の1回はサイキックを使ってヘロヘロなはずのめぐみん(一夜)を酷使しつつ、カレンちゃん(赤ずきん)の大技1回かましたのち、クリシン頼みのユイナ先輩でなんとかHP削り切れました。荒業すぎて冷や冷やしぱなっしです。
 よくよく考えると、月歌(配布)ではなく弱点属性をつくためぶんちゃん連れていくべきだったかもしれません。まぁ運要素がさらに増すことは否めませんが……。配布月歌ではほとんど活躍させられませんでした。


フラハン第1,2形態クリア時のメンバー

 フラハン第3形態月歌を文ちゃんに変えてぶんちゃんを投入し挑戦。31A縛り+めぐみん不使用なんてできっこありません。
 ぶんちゃんのトリトリが4回全て成功して行けるんちゃうん?と思っていましたが、前半でSPを20のまま温存させてしまったのが悪手だったみたいで、ユイナ先輩の大技を3回までしか使うことができず、ミリ残しで敗北。


フラハン第3形態クリア失敗

 2度目の挑戦ではSPが溜まり切らないように調整していたんですが、クリシンが上手く機能せず敗北。写真はギリギリではなかったためありません。ここであることに気づきます。フラハン第3形態に弱点属性が――ない!?おいっ!!嘘だろ!?じゃあめぐみんの脆弱デバフは意味なし、ユイナ先輩のSP15技をわざわざ選択するのはナンセンスでは!?という結論に至りました。

 

 ということでユイナ先輩を月歌に変更して3度目の挑戦。クリシンは月歌につけました(1個しか持ってないので)。ぶんちゃんのトリトリがまたもや4連続成功したので、運営様のメインストーリーのみに適応させた上方修正を疑いつつ、DP破壊後にカレンちゃんの大技2回ブッパして、後ろで休んでいるはずのめぐみんで防御デバフを2回してもらったのち、クリシンを使った月歌で21ターン目になんとか倒しました。くっそ嬉しかったです。
 おタマさん(エンジェル)の大技で回復+バフを掛けられるので、マリーのエンハ負担が減り、その分マリーのダイヤモンドダストを使えたのは1つの勝因だと思っています。また、ぶんちゃんのビスコッティとセットでダイヤモンドダストの使用を徹底していたので、そこはいい戦略だったと考えています。


キタワー。

 


フラハン第3形態クリア時のメンバー

 実はSSRキャラの凸事情は、配布月歌の完凸とぶんちゃんの1凸のみです。SSRは計12体も来てくれたという、かなりの神引きを自負しているのですが、無凸は高難易度になるほど痛手になります(そもそも凸の高さがどれほどの恩恵なのかを味わえてさえいない)。Sランクのおかげでレベルは育っていますが、ステータスや追加アビリティが無いのはやはり辛いです。特にマリーに関しては防御が壊滅的で、1回の攻撃を受けただけでDPが溶ける寸前まで行きます。90→93のおかげで割れることは少なくなりましたが、やはりきついのには変わりありません。
 ブースターとチップは全員耐久全振りのダズンダム+耐久チップⅣ×4です。
 アクセは陽石の雫による厳選は全くしていないですが、「?」枠はもちろん全開放しています。錬成できるもの(アタックピアス・ブレイクピアス・ブラストピアス)は1個ずつだけ作っており、属性の恩恵の受けられるやつは該当する属性キャラの分だけ作っています。多分ここをもう少し拘れば、もっと余裕のある戦いができるのかもしれませんね。


私のもとに来てくださったSSRのキャラ達。ただし再び会いに来てくれたのはぶんちゃんだけ……。

 

 最後に……

 リセマラはもちろんしました。90分使って妥協して終了しました。ずっとSSRが3体出てくれなくて、初めて3体揃ったところで燃え尽きてしまいました。攻略サイトを見ていなかったので、どれが当たりかは知らなかったんですが、すがやん・おタマさん・ぶんちゃんが出て、属性と役割がばらけていたのでいいのでは?と思った限りです。そしてあの日おタマさんを引き入れたことが、今のヘブバン人生に大きく関与していると言いきれます。
 また、書きたいことができたら書きたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。


90分のリセマラを経てゲーム開始した初期メンバー

 

 

【作成日:2022年8月30日】

【最終更新日:2022年8月31日】※誤字修正


3.「夏雪ランデブー」

2022-08-26 11:39:47 | アニメ

[1]タイトル(続編・OVA・映画のタイトル含む)

夏雪ランデブー

[2]140字の紹介文(Twitterに投稿しているため)

一目惚れした8つ年上の女性は、今もなお死人の夫に想いを寄せる花屋の店長。攻略難易度トップクラスであるにも関わらず果敢に攻め続けていたある日、初めて上がった彼女の家にいるはずのない夫が立っていた。膨れ続けた想いはどこに向かい収束するのか?手詰まりになるはずの関係性が、動き出す――。

[3]ジャンル(独断と偏見かつ勝手に作成したジャンル区別一覧に基づく)

恋愛

[4]話数(時間の違いは「ショート」「ショートショート」「映画」で区別)

計11話

[5]キャラ名+「CV.」(dアニメの作品情報を主に参考にしています)

  • 葉月亮介(CV.中村悠一)
  • 島尾六花(CV.大原さやか)
  • 島尾篤(CV.福山潤)
  • 島尾ミホ(CV.冬馬由美)

[6]その物語を作った人(構成作家・原作者など)

シナリオ(シリーズ構成):松尾衡

原作:河内遙「夏雪ランデブー」(祥伝社・フィールコミック)

[7]主題歌(可能な限り劇中歌も入れる)

〈OP〉SEE YOU「松下優也」
〈ED〉あなたに出会わなければ~夏雪冬花~「Aimer」

[8]感想(※ネタバレ不可避なため、ネタバレ歓迎or視聴済みor視聴する気のない方に読んで欲しいです)

 鬱、ウツ、うつ……と最近は心を締め付けられる作品ばかりだったので、チェイサー(誤用です)を挟もうと思い、恋愛ものを選んでみました。そもそも鬱アニメビギナーだった頃は、必ず脳死アニメ(日常・ギャグなど)とセットで視聴していましたが、近頃は鬱三本同時並行視聴も平気でできます。これはもう玄人と呼んでもらっても差し支えないです……よね?ちなみに私はヲタクではないと思っています。真のヲタクは「リアルイベントは強制参加」「コラボも必ず回収」「物理的なもの(フィギュア・グッズ)などをコレクションする」を兼ね揃えた強者だと認識しています。私の財力では現在不可能であるため、ヲタク道はまだまだ遠いようです。
 少し話を戻し、恋愛ものを選んだのはある漫画を見てハッと気づいたからです。同じ系統ばかり見ていると変な耐性が付いて、作品の味わいを軽減させてしまうのでは?と。私も{アンドレノミクス}に倣って、敢えて無関係そうな方向性のアニメを見ることでより好きなジャンルを楽しめるのではないか?と考えました。私にもMの素質が宿っているのかもしれませんね(痛みに強い方ですが痛いのは嫌いです)。
 dアニメの恋愛ジャンルで探していると、「ランデブー」という文字が目に留まりました。ランデブー→ガハラさん→もれなくツンデレサービス→いただきます、という経緯で選びました。ランデブーという言葉の意味は「男女が予め待ち合わせをして会うこと」だそうです。
 んで、1話を視聴したらまぁ見事に予想を外してました。ツンデレ要素皆無ですし、脳死では見れません。私が勝手にそう感じているだけかもしれませんが、かなり考えさせられる内容です。好きです、はい。
 きっと半年ぐらい前に見ていたら、あまり美味しくいただけていなかったかもしれません。というのも、三角関係を形成している3人みんな割と自分本位、悪く言えばかなり自分勝手な印象に捉えてしまいました。でもいろんな経験から、私もかなりの自己中だと自負しているので、3人の思考はすごく理解できます。見始める時期って、実はかなり大事な要素なんですね。
 私の場合ですがどんなに相手を思った行動でも、起点は「自分のため」であることに気づきました。もちろん人間誰しもそうだとかこの世は偽善しかないとか言うつもりではありませんし、本気で相手のことしか考えていない真の善行もきっとあります。でも少なくとも私の善行は偽物ですし、3人の行動もそれに近しいものだと感じました。
 特に島尾篤君(以下、島尾君)は善悪で区別するならおそらく「悪」よりです。彼は六花ちゃんと夫婦であり病気で命を落とした幽霊なんですが、葉月君の恋路を邪魔するし、許可済みとはいえ葉月君の身体を乗っ取って、もう返さなくてもいいか?みたいな考えを持ってしまいますし、しまいには六花ちゃんを殺して(自分で手を下したいというわけではない)自分と同じ世界に来てから体を返すなんて言っています。かなりヤバイです。
 でも島尾君にも同情の余地はあります。生前は身体がかなり弱く、好きなフラワーアレンジも満足にできません。生涯を共にしたい奥さんができたのに、入院などの所為で我慢させてばかりという認識。別に強くなんてなかった六花ちゃんを結果的に強い女性にしてしまい、自分の前では笑顔ばかりで弱音を吐くどころか全く甘えてくれない。
 そういう面も考慮して、島尾君は自分に嘘をつきながら、前を向いて生きてもらうため六花ちゃんに離婚届を出させようとしたり、死んだら遺品全て捨ててお店(二人で作った花屋)をたたんでもいいと言ったりします。しかし時すでに遅し。六花ちゃんは離婚届を笑顔で破り捨てますし「初めて付き合うから、別れ方なんて知らない」の一点張りです。
 結果的に最後まで寄り添った六花ちゃんの想いで、島尾君は自ら突き放すことが叶わず、未練を残して幽霊となりました。いつでも六花ちゃんを見ていられる反面、触れられない語りかけられない関与できない事実に、生前の隠し続けた想いが重なって膨らんで、独占欲の塊と化します。後々、その事実が六花ちゃんを自殺を試みさせるくらい悲しませることになります。
 アニメ作品に限らずですが、好きな人が死人っていう人と付き合うってかなりムリゲーですよね。想い人も人間ですから気をひくくらいならできるかもしれませんが「死人(好きな相手)より幸せになってはいけない」「あれだけ恋はもういいと思ったのに、揺れてる自分が苛立たしい」「中途半端な気持ちは相手(好きになってくれた人)に失礼」という思考はかなり最強だと思います。とてもじゃないですが私はそれを打破する術も気力もありません。
 しかし葉月君は猛者です。かなり強引な攻めもありますが、結果的は六花ちゃんに好きと言わせる境地に辿り着きます。想いの強さというのは自分を強くする力になるときもあれば、全てを捨ててしまう(=自殺)という考えを持たせてしまう足枷にもなります。バランスよくなんて綺麗事は分かっているのにそれができない感情コントロールの不完全さ、とても難しいですね。

 作品全体に感じたことと言えば、途中から葉月君が迷い込む島尾君の絵本の世界がメルヘンであるため、とても柔らかく話の内容の割に起伏が緩やかな印象を持ちます。また相手の問いに対して比喩で返したり、うやむやにしたりすることが多く感じたので、個人的な補正が絡んでいきます。つまり見る人次第で意見が変わり得る感想戦もってこいの作品です。もし今はなき(死んでない)友人が視聴済みだったら、お泊り会必須でしたねきっと。

 エンディング曲についてですが、高音過ぎず太くて気持ちのいい伸びを感じる声、知ってる声だなと思ったら「鬼滅の刃 遊郭編」のOP・EDを担当した「Aimer」さんでした。特に「残響讃歌」は今でも宇随さんを想起させてくれる素晴らしい曲です。それらの曲で初めてAimerさんを知ったのですが、2012年に製作されたこの作品のEDを歌っているということは、かなり前から名の知れた歌い手さんだったんですね。ノスタルジックに感じるとても心地いい曲でした。

 

 

最後に……

 今回も思いのまま綴ることができました。当初の目的を大分達成できているように感じています。いつか新しい意見を言及してくれる方が現れることを楽しみにしながら、これからも記事を気ままに書いていきます。

 

【作成日:2022年8月26日】

【最終更新日:2022年8月31日】※誤字修正


2.「荒ぶる季節の乙女どもよ。」

2022-08-15 19:14:45 | アニメ

[1]タイトル(続編・OVA・映画のタイトル含む)

荒ぶる季節の乙女どもよ。

[2]140字の紹介文(Twitterに投稿しているため)

少女でなければ、大人でもない、純潔を掲げた文芸部員達は文学を通して「性」を知り、異性を通して「欲」を知る。待っているだけでは決して味わうことのできない魅惑に翻弄されつつも、それぞれが現状を変えるためにもがいて、傷ついて、それでもなお進んでいく。さあ乙女達――荒ぶる季節を謳歌せよ。

[3]ジャンル(独断と偏見かつ勝手に作成したジャンル区別一覧に基づく)

青春・恋愛

[4]話数(時間の違いは「ショート」「ショートショート」「映画」で区別)

計12話

[5]キャラ名+「CV.」(dアニメの作品情報を主に参考にしています)

  • 小野寺和紗(CV.河野ひより)
  • 菅原新菜(CV.安済知佳)
  • 須藤百々子(CV.麻倉もも)
  • 本郷ひと葉(CV.黒沢ともよ)
  • 曾根崎り香(CV.上坂すみれ)
  • 典元 泉(CV.土屋神葉)
  • 天城 駿(CV.広瀬裕也)
  • 山岸知明(CV.福山 潤)
  • 三枝 久(CV.咲野俊介)
  • 十条園絵(CV.戸松 遥)
  • 杉本 悟(CV.花江夏樹)

[6]その物語を作った人(構成作家・原作者など)

原作:岡田麿里 漫画:絵本奈央 (講談社「別冊少年マガジン」連載)

[7]主題歌(可能な限り劇中歌も入れる)

〈OP〉乙女どもよ。「CHiCO with HoneyWorks」
〈ED〉ユメシンデレラ「麻倉もも」
【劇中歌】TRAIN-TRAIN「THE BLUE HEARTS」
【劇中歌】お前の股ぐら「ザ・タイマーズ」
【劇中歌】恋人ツナギ「CHiCO with HoneyWorks」
【劇中歌】チェインギャング「THE BLUE HEARTS」

[8]感想

 いつも通りイラストからこのアニメを見ることに決めました。5人の女の子を見た瞬間、私の百合センサー、百合の波動を確かに感じました。キタワー(ヘブバンのおタマさん風)と思い視聴し始めると、あれっ?すぐに男子との色恋で幕を開けました。あーはいはい、これはかませ男子というやつですね、それがあーなってこーなって新しい境地に行くんですね?分かります分かります――なんて自分を言い聞かせましたが、OPが始まり、原作「岡田磨里」さんの名前を見てやっと、本当は「恋愛拗らセンサー」が反応しただけということを自覚しました。類は作品を呼びます。
 私は「~さんの作品だから」って言うのはkey作品以外したことないんですが、イラストで引きつけられ、自分の心を大きく揺さぶってくれる作品のお話を作った人が岡田磨里さんだった、というのがとても多いのです。
 「とらドラ!」「凪のあすから」「あの花」「キズナイーバー」などがありますが、どれも胸に刺さる群像劇です。それぞれの恋が複雑に絡み合い、時には横暴になったり、時には自ら身を引いたり、またある時は自暴自棄に陥ったりと、とにかく心情の機微から目が離せません。
 その時にしか味わえない、心の葛藤に思う存分触れられる岡田磨里さんの作品は大好きです。
 もし、僕が彼女の作品の登場人物に投影するなら、間違いなく身を引いてその選択をした自分の悦に浸るキャラになりそうですが、それはつまるところ本当に相手を好きににゃったことがにゃい奴の証にゃ、とブラック羽川に言われるでしょうね(作中には悦に浸るような好きになりにくいキャラはいないので安心してください)。

 話が逸れましたが、つまり岡田磨里さんの作品と知った時に、迫りくる難しい恋愛事情に備える心の準備をしたわけです。で、甲斐も虚しく心を痛めました。まぁ痛めないわけないですよね、はい。
 本気の恋愛をしたことがない、つまり想像の世界でしか感じれない痛みでこれほど苦しいのなら、経験者や当事者はもっと辛いんだろうなと思います。
「人間の醜い部分は見たくない」「あまり考えたくない」「恋愛系はイチャイチャ成分だけで良い」という方にはあまりお勧めできません。

 本作品では度々、というか多分テーマと言っても過言ではない「性と恋愛の関係性について」の内容が出てきます。少女5人は文芸部で官能小説の朗読会を定期的に開いたり、「えすいばつ」という便利な言葉を皮切りに、下ネタとも捉えられる間接的な言葉を多用します。
 「性欲と感情は切り離せるか否か?」という話題も出てきます。この言葉だとちょっと分かりずらかったので、「性欲と好きという気持ちは切り離せるのか」ということだと私は考えました。私はそれについて言及できません。察してください。

 終盤間際までミステリアス少女だった菅原氏が{本当に大事な気持ち以外は借りものだってどうだっていい}と言っていました。
 百々子は親友(和紗)の恋を応援したいけど、恋をしたことがない自分が彼女にかけられる言葉がないと悩んでいた時に出た発言で、本で得た知識や感情を使えばいいアドバイスができるかもしれないと菅原氏は言いました。
 とても心に響きました。もしかしたら解釈を間違っているのかもしれないですが、まずはその状況に対して自分の気持ち、あるいは自分がしたいことを考える、それが相手にどう影響するのかはそれがまとまってから考えても遅くない、と言っているように感じました。親友であっても、その人がどんな言葉や行動を欲しているのかを全て把握している人はそう多くないはずです。だからそんな想像するしかないことよりも、まず自分を意思を見つめろということです。
 私の場合、彼女らの本に当たるものがアニメであるように思います。私の人生で直接経験してない事象、それに対する感情の動きも、アニメを介することで疑似体験することができます。知らなかった感情を掘り出せたり、それを言葉として表すことができたりと、アニメから得られるものは底を尽きません。それらを誰かのために生かす機会は今までほとんどありませんでしたし、これからもきっと皆無でしょうが、いつか来るその日のために、いや、あくまで自分のために着々と世界を広げていこうと思います。

 終盤ではキャラそれぞれが自分の想い人を自覚し、それに伴って人間関係も大きく変化していきますが、特に(自分に対して)驚いたのは、百々子の菅原氏への想いです。えっ?私のセンサーあながち間違えでもなかったじゃん?と一人歓喜しました。実際、序盤からそれらしい描写もありましたが、自分の偏った見方で、なんて忌々しい偏見だと自分を責めていました。しかし自分の予想?が当たったような感覚を味わえて、女の子同士の恋愛の難しさを考えられて、最後のエピローグで二人の関係が垣間見れて、一石三鳥でした。そしてこういう時にどういう言葉で締めればいいのかを私は知っています。
「……アナザーストーリー待ってます。どうかよろしくお願いいたします」

 

最後に……

 アニメのおかげで「苦境や挫折を乗り越える、救われるには誰かに依存するばよい」という自分なりの一つの答えを出せました。しかし問題は人は永遠ではないということ。私は出来れば誰かに頼らずに救われる方法を見出したいです。その理由は長くなるのでまた機会があれば記します。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【作成日:2022年8月15日】


1.「バビロン」

2022-08-07 21:51:31 | アニメ

[1]タイトル(続編・OVA・映画のタイトル含む)

バビロン

[2]140字の紹介文(Twitterに投稿しているため)

自殺法――それは生きるという選択肢と同等の価値があり、誰しもが自分の意志を尊重できる権利。しかしそこに立ちはだかるのは「生きることは善いこと」という圧倒的で普遍的な価値観。本当の正しさなんて存在しない世界で、あなたは何に正義を見出し、善悪を決めるのか――決して思考を止めてはならない。

[3]ジャンル(独断と偏見かつ勝手に作成したジャンル区別一覧に基づく)

哲学・ミステリー

[4]話数(時間の違いは「ショート」「ショートショート」「映画」で区別)

計12話

[5]キャラ名+「CV.」(dアニメの作品情報を主に参考にしています)

  • 正崎 善(CV.中村悠一)
  • 文緒厚彦(CV.小野賢章)
  • 九字院 偲(CV.櫻井孝宏)
  • 瀬黒陽麻(CV.M・A・O)
  • 守永泰孝(CV.堀内賢雄)
  • 半田有吉(CV.興津和幸)
  • 野丸龍一郎(CV.宝亀克寿)
  • 齋 開化(CV.置鮎龍太郎)
  • アレックス(アレキサンダー・W・ウッド)(CV.田中秀幸)
  • テイラー(テイラー・グリフィン)(CV.乃村健次)
  • エドムンド(エドムンド・ジュリアーニ)(CV.土師孝也)
  • ハーディ(サミュエル・ハーディ)(CV.竹本英史)
  • 曲世愛(CV.ゆきのさつき)

[6]その物語を作った人(構成作家・原作者など)

原作:野﨑まど「バビロン」シリーズ(講談社タイガ刊)

[7]主題歌(可能な限り劇中歌も入れる)

〈ED〉Live and let die「Q-MHz feat. uloco.」
〈ED〉イノチ食ム魂「Q-MHz feat. Mikako Komatsu」
〈ED〉イノチ食ム魂(requiem ver.)「Q-MHz feat. Mikako Komatsu」
〈ED〉The next new world that no one knows(blood stained ver.)「Q-MHz feat. Namirin」
【劇中歌】Passion ※演奏曲?
※〈OP〉は音楽のみかつおそらく90秒もなかった

[8]感想

 この作品では「自殺法」というなんとも斬新な法律が、日本の新たな領域「新域」と呼ばれる場所で誕生します。作中で自殺するほとんどの人は、曲世愛の圧倒的魔性力で自殺を唆しているので、殺人と捉えられても私は反論できませんが「自殺を選択できる」という考え方自体に私は喜びを感じました。というのも、信じるかどうかは置いといて、私はうつ病を患っています。でも正確には「うつ病であろうとしている」というか、意識的に不幸せな自分を望んでいるという節があるので、世間一般的に言ううつ病とは違うでしょう。でも私は自分をうつ病とカテゴライズすることで自分を保っていられるので、私はうつ病だと言っています。専ら最近は、死にたいという気持ちを正当化したい、もっと言えば死にたいという衝動を衝動という言葉で片付けるのではなく「こうだから死にたい」という根拠のある明確なものにしたいのです。この作品を見始めたのもそれが起因ですが、やはり視聴して良かったと思います。この作品のおかげで「自殺は悪くない」という自分勝手な正しさを見出せたからです。おそらく製作者にとって大変不本意だろうと想像しますが、仮に私が自殺してもこの作品には一切問題はないとここで公言しておきます。
 さて、まだまだ脱線していきますが、何故自殺を肯定できたのに、私はこの記事を書いているのか?それは私にはまだ自殺するための力が不足しているからです。その力とは「覚悟」つまり死を選択する覚悟です。死ぬために必要なのは覚悟のみだと私は考えています。苦しい、痛いならまだしも、自分と関わっている方々に必ず影響を及ぼすことが分かっていてもなお死を選択できるのは、ある意味選ばれた特別な人間だけだと思います。私は死にたいという衝動の力を借りて、全ての友達との縁(連絡先)を切り、仕事を辞めました。ちなみに仕事内容がどうこうではなく、純粋に急な退職ができない、すなわち死にたいときに死ねないという状況を回避するための決断です。自分の考え得る死ねない状況を着実に潰していったわけですが、でもまだ甘かったようです。なぜなら私には身内を無視して死を選ぶ覚悟が足りませんでした。どんな自殺方法を選んでも、それによって身内に悪影響が及ぶと考えると実行できないのです。毎日自分を殺す想像をしても覚悟のなさを痛感するのみ。そんな、言ってしまえば足枷のような存在に私は生かしてもらっており、平然と食べて、寝て、したいことをしているので、なんて恵まれているのだろうと感じると同時に、私の衝動の正当性が揺らいでいきます。でも仕方ないですよね、死にたいという気持ちは事実なのですから。でも身内を理由にして自殺できないのはなんか嫌なので「本当は苦しいのが嫌だからに決まっている」と決めつけてなんとか心の平穏を保っています。そして、どうすれば自殺に見えない自殺ができるかを模索中です。例えば、熱中症、餓死、火事に突っ込むなど、頭がおかしいとどこかで感じつつも、本気で実践しようか考えています。まあ想像でしかないですけど、どれもかなり苦しいのは間違いないですね。結局、呼吸をするように死ぬことを考えている私の衝動は、現段階では「あー死にたい」が口癖のメンヘラと何ら変わらないようです。
 意図的な脱線はここまでにして、作品の感想に戻りますが、作中に「九字院 偲」という人物が早期から登場します。彼の声を聞いた瞬間「なんか忍野メメがちゃんと就職した世界線じゃね?」という印象を持ちました。その感覚は間違えでもないようで、「忍野メメ」役と「九字院 偲」役のボイスは同一人物(櫻井孝宏)さんのようです。僕は声優にはまだまだ疎いあまちゃんですが、やっぱりどちらの役も物語、主人公にいいかかわり方してるなと感心しました。ちなみに本当は、声優さんをもっと知って、その人生を知って、どんどん推しを増やしたいという気持ちはありますが、その一線を越えるとヤバイ、そしてキャラクター自体の魅力が薄れてしまうことを懸念して今はなんとかその欲を抑えています。
 アレックスのような「考える人」が私の理想形だと思いました。「考え続ければ、大抵のことは答えがでる」という言葉を私は強く信じたいです。まあでもアレックスも言っていたように「いつも考える時間が足りない」のも事実でそこのバランス、折り合いをつける力も私に必要なんですよね。
 この作品では「善いこと=続くこと」「悪いこと=終わること」という一つの結論が出されます。僕はすごく納得しました。物・考え・行動、あらゆるものにおいて悪いものは無くなり、善いものは今も存在します。「それなら殺人はどうなるの?」という声が聞こえてきそうですが、私にとっても殺人は悪いことのように感じますが、一口に殺すと言ってもそこに至るまでの過程は様々です。もし誰かを殺すことによって誰かが幸せになるというのなら、やはり殺人も一つの善いことになってしまう。でも殺された側の遺族を思うと、やはり悪いことです。どうやら私の頭では解決できそうもないので時間をかけて納得していきます。
 

 

最後に……

 私は形から入るタイプで、いつも何か始める時の一番初め、いわばとっかかりにかなりの時間を要します。  
 最初の記事は何にしようかと悩みに悩み抜いて、いつの間にか宣言記事から既に2ヵ月が経とうとしていました。結局一番最後に完結した作品に落ち着いてしまう、いつも通りの私でした。
 記念すべき第1回は「鬱アニメ」で検索して目に留まった「バビロン」です。私は「感動・哲学・鬱」の三拍子が特に心奪われてしまいます。この作品に関して言えば、私のアニメ歴において「SchoolDays」「ハッピーシュガーライフ」に続くバッドエンド作品です。でも「バビロン」に関しては、一応私の中で一つの正解というか、腑に落ちる答えを見出せたので、ダークエンドとも言えると思います。
 もしかしたら今の自分だから内容が響いたのであって、見る人によってはわけが分からないまま終わってしまうと感じるかもしれません。それでいて残酷なシーンが苦手な方には、一生のトラウマになり得るハードさも持ち合わせています(リアルな死体とかではなく、人が殺される時の痛みや苦しみ、いわば過剰に想像すれば、という話です)。本当の正しさなんて存在しませんが、原作者が導き出した正しさ、正義、善悪の価値観を知りたい方にはお勧めです。
 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

【作成日:2022年8月7日】

【最終更新日:2022年8月10日】※誤字修正