先日旅行先へもっていった本ですが、あまりに面白くておもしろくて
何度も読み返しております。この本を読むと江戸人はなんて粋で合理的で素敵。。。と思ってしまいます。
夏の必須アイティム:うちわ、すだれ、朝顔の苗、風鈴、蚊取り、金魚、冷やし瓜、蛍
だなんて、素敵じゃありませんか?
食についても目を引くものがあります。
日本原産のお野菜は、フキ、セリ、ウド、ワサビ、ジュンサイ、ゼンマイ、ワラビ等です。
これらは当時庶民のお口に入りました。今ではどうでしょう?
一流料理店に行かないと本物は食べれません。高価なものになってしまっています。
(現地収集されることができる方は別ですが)
これらは生よし、煮てよし、食べすぎ飲みすぎに、美容や健康に、さらに熱さましや咳止め
頭痛止めにも効果がありお安くて美味しい食材でした。
夏の大根は辛いですが、冬の大根はいくら食べすぎても当たることはありません。
大根が当たらないのではなく、大根と一緒に食べると当たらないと解するべきと書かれています。
その通りだと思いました。ソバや豆腐と一緒に食べると当たらない、あらゆるものにちょっと大根ろしを
添えるのは薬味というよりむしろ毒消しだったとは。。。。。
ソースやスパイスは当時はありません。(私もあまり好きではないのでどうもフレンチが苦手)
天然塩(ナトリウム合成はNG)だけで食材を頂くと、お米の生産地の違い、豆腐の豆の香りなどの違いも
わかってきます。要するにたまには調味料断をすることで、本来の味覚が冴えるそうなのです。
本当にその通りですね。
断食後は、その意味が体でわかります。
江戸人にとって、料理は特別なもので、毎日のおかずとは違い、空腹を満たすとか栄養を取ることとは
無縁で、料理=風流だったそうです。生存のためのエネルギー摂取は菜肴といって、料理とは言わず
料理とは香りを聞く、花を生ける、と同等の趣味であり、舌で解する風流、、、、高級料亭へ
行くことばかグルメではなかったのですね?
本当に勉強になります。
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