『筬』・・・なんと読むでしょう・・・？

消音ユニットを取り付ける作業中、
鍵盤が収まる『筬（おさ）』という部分を取り外しました。

棚板だけが残ると、なんだか机のようですね。
さすが、イタリアの家具職人が考え出した楽器だけあります。
　
ちなみに、棚板に置かれてる数枚の紙は、『スペーサー』と言います。
実は、ただの紙ですが（！）これを筬の下に挟み込むことにより、
鍵盤の高さや深さを一気に上げたり、下げたりできます。
もちろん、微調整は一鍵ずつ行います。
ピアノの調整は細かい作業が多いですが、こんな風に時に大胆な作業もあります。