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バンコクで「テロ攻撃の可能性」、米大使館が注意呼び掛け

[バンコク 13日 ロイター]
タイ・バンコクの米国大使館は13日、「外国のテロリスト」がバンコク市内の観光スポットで攻撃を実行しようとしている可能性があると発表し、滞在中の米国人らに注意を呼び掛けた。
大使館の報道官は、「バンコク市内にある欧米の観光客が集まる場所を訪れる際は、注意するよう米国人に呼び掛けている」としながらも、攻撃計画の詳細については明らかにしなかった。

これに対してタイ政府が反論
本日(13日)、在タイアメリカ大使館よりバンコク都内観光スポットで国際テロ組織によるテロ行為が行われる可能性があると注意喚起を行ったことを受け、タイ政府が緊急会見を行った。
タイ地元紙によると、チャルーム副首相は、国家警察本部が現在不審人物とされるヒズボラのレバノン人を拘束しており尋問中であるとし、警察の情報が正しければテロが発生することはないと語っている。正月前に情報を得ており、独自に捜査を進めていたとのこと。
また法務省特別捜査局(DSI)ターリット局長は、現時点でそのようなテロが行われる事態にはならないと大使館のテロ懸念を否定している。

タイ当局、「テロリスト」2人の身柄拘束に関して
タイ当局は、米国が警告を発していたテロリストとみられるレバノン国籍2人の身柄を拘束したと発表した。
米国大使館は、在バンコク米国人がテロの対象になっており、人が集まる場所には行かないよう指示していた。
チャルム副首相によると、米国との協力体制のもと、2人が最近タイに入国して以来監視を続けていた。2人はレバノンを拠点にするイスラム教シーア派の政治組織ヒズボラのメンバーだという。
タナティプ・サワンセン国防省報道官は、「タイがこれまで中東テロリストのターゲットになったことはない。2人のタイ入国は、テロ目的ではなく、何らかの理由で本国から逃げてきたのだろう」と述べている。

この発表は、米国大使館がバンコクで米国人がテロの標的になっているという警告から数時間後に出された。
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