東京都美術館(上野公園)のリニューアルで新しく出来た施設がありました。
もとレストランがあったフロアーの所に「佐藤慶太郎記念アートラウンジ」が新設されていました。
この佐藤慶太郎とは何者だろうか?と一瞬思い掲示看板を見ているうち驚きました!
彼は北九州若松の石炭王で大正10年当時資金難であった東京府美術館建設の資金を提供した人だったのですね・・・。
当時100万円(現33億円)を東京府に寄付、日本初の美術館の建設資金全部を賄ったのです。大正16年NYの近代美術館より3年早く開館し、昭和の時代特に戦前の日本美術界の夢を実現し多大な貢献をした篤志家であったのです。
日本の美術の発展はこの上野の美術館なしには考えらません。日本のカーネギーたらんと最後は死後自宅財産まで寄附したようです。
日本美術界の恩人だったのでね。私はこの年まで知りませんでした。
こういう篤志家は今はあまり聞きませんが、昔はこいう先覚者、偉人は日本にも沢山いましたね。
記念の贈り物
油絵肖像画はメイプル・アーツ