環さん
実家で飼っていた 環(タマキ)さん♀です
あ、猫です
昭和感あふれる6畳間で、当時流行りのデザイナーズブランドでしょうか?
の袋に入ってご機嫌な一枚
10代の頃、暇さえあれば猫百科事典的な本を読んでいました
当時は犬より猫が好きで、ロシアンブルーを飼いたかったけれど
20万位したかな、当然飼えるわけはなく
『仔猫産まれました、差し上げます』の広告を見て、見知らぬお家にお邪魔しました
当時は、無料の地方情報誌に、平気で氏名・住所・電話番号が載っていました
平和な時代だったんだなぁ
犬も猫も、まだ『家族』として育てられていなかった時代でもありますが
帰り際に『これ、持って行って』と、猫砂と猫缶とカーペットを渡され
玄関から出て、私と仔猫を見送ってくれた笑顔を見て
かなりの荷物を持って電車で帰りながら、この子は大切にしないといけない
そう思いました
環さんは、父をとても警戒していて
ちょっと手を伸ばしただけで、逃げるか怒る
母の事は、好きで、よく母の背中に乗っていて
それを見て父は、悔しがっていました
それでも、ご機嫌で床にゴロゴロ寝ている時は
父が片足で(足の裏で)、背中をすぅ~っと触る事は許してあげていました
私は、え?いいの?そんな足の裏で?私なら絶対嫌だよ! と思っていましたが
ワンもニャンも、ひとりひとりこだわりがあって、環さんは
『お父さんは手はNG、機嫌の良い時は、足なら、まぁ許す』でした
その時のデレデレした父の顔は、今でも覚えています
そんな父ですが、実は猫が大嫌いでした
『猫は化け物!猫は恐ろしい!』と本当にビビっていて
環さんを連れて帰った時も、ちっこい仔猫を見て顔が引きつっていて
何で猫が嫌いなの?と聞いたら
『お父さんの友達が、部屋に入ってきた猫を
日本刀を振り回して追い払おうとしたら、その猫、部屋の壁を
シャーッ!と、かけ登った!恐ろしい!猫は化け物だ!』
・・・・・いゃ その友達の方が怖いんですけど
そんな父ですが
貰ってきた仔猫が二本足で立って自分の胸を舐めようとして後ろにひっくり返り
キョトンとした顔をしているのを見て、ズッキュンメロメロ
環さんには警戒されていた父ですが、まなさんは父の事が大好きでした
その話は、またいつか
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