数寄屋橋交差点近くのビルの1,2階に1階が気仙沼などの被災地の物産店、2階がイベントスペースになっています。
イベントスペースの一角で軽食が食べられるとあったので、お昼ご飯を食べながら、行ってみようと、イッセー君を誘って出かけました。
イベントスペースでは、地元新聞社の写真展や、千葉やブラジル(!)の子どもたちが被災地の方たちへの思いを込めて描いた絵やお習字が展示されていました。
そこには、以前、記事でご紹介した階上中学校の少年の答辞全文も紹介されていて、彼が、国語の先生と考えていた文章をを震災後、書き直し、この答辞が出来た、というエピソードや、彼が国立一関高専に入学した、ということを知ることも出来ました。
何度読んでも、悲しみとそこから立ち上がろうとする必死の思いが伝わってきて、涙をこらえることは出来ませんでした・・・
イッセー君も、ずっと答辞を見つめていました・・・
また、震災当日やその後の映像をまとめたDVDが流れていて、それを見ると、あの日あったことを改めて突きつけられ、デジカメを持っていっていたのに、1枚も撮ることは出来ず。
本当は、こういう場があるんだということをご紹介したいと思ったのですが、圧倒されてしまったのです・・・
イベントスペースはフリースペースのようで、そこで数人の若者たちが話し合っている内容が漏れ聞こえ、彼らが被災地支援のボランティアを行っている方たちなんだな、とわかり、頼もしく、応援したい、という気持ちにもなりました。
帰る前に1階の店舗で買い物。
![イメージ 1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/3a/235205af6ecb9a4fe4e9a8f3ace3926c.jpg)
![イメージ 2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/a9/669cca08abe0dc29140b73b9d1f2bc84.jpg)
![イメージ 3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2c/978c48e0d637644f5ae9228dc228e16a.jpg)
気仙沼のバラやメッセージをつけてのチョコレートを贈る支援など、このところ目に触れる支援活動を見て
感じたことは、今被災地の方が欲しいものは、私たちの気持ちなんだ、ということ。
被災地の声、というものは取り上げられても、私たちのように被災地に行くことは出来なくても思いを寄せている人間たちの気持ちは中々伝えることは出来ません。
募金や支援物資を送る、という支援も勿論大事だと思います。
でも、今、『心を送る支援』も必要とされているのではないでしょうか。
実は、ここで、週末、気仙沼のバラを販売しているようだ、と思って行ってみたのですが、チェックが甘く、販売会をしていたのは先週のことでした。
支援団体のHPによると定期的にやっているようなので、また行ってこようと思います。
でも、ここに行ったことで、いま自分が出来ることは何か、ということを気づくことが出来、有意義な午後を過ごせました。
風化させない、忘れない、応援する・・・