つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

命をいただく

2013年12月01日 | 社会
昨夜(11/30)、8時半過ぎのこと。
録画ドラマが終わって、TV放送画面になったとき、
農業高校の生徒たちが牛を囲んで記念撮影している場面が流れた。
そのまま、ついつい立ち見をしてしまいました。


それは、「あいこう3号」と呼ばれていたその黒毛和牛が、
売られていく日の様子でした。
やがてトラックがやってきて、大人たちが、
牛の綱を引っ張り、荷台へ引き上げようとするのですが、
立派に育ったその肉牛は、ものすごい力で抵抗し、
なかなか前へ進まない。
先輩らしい男子生徒数人が、牛の背を押す。
後方から、涙をこらえて見守る女子生徒たち。


思わず涙があふれてきました。

大切に育ててきた牛が、食肉になるために殺される。
そうされる場所へ送り出すんだ。
心のケアが必要になる子はいないんだろうか。
ただ単なるお別れじゃないんだよ。
「さよなら。元気でね」じゃないんだよね、と。


牛がようようトラックに乗り終えると、
生徒たちは、並んで、トラックに向かって、
「よろしくお願いします!」と頭を下げた。
そして、走り去るトラックに手を振る、追いかける・・・


畜産を学ぶ、この若い人たちは、
食用となる命を育てる意味も、
ちゃんと学んできているのでしょう。
単なる感傷で別れを惜しんでいたのではないのでしょうね。


私たちは、牛や豚や鶏や魚や・・・
それらの大事な大事な命をいただいているんだ。
穀物だって野菜や果物だって命だ。
それは、それらを大事に育てたり、獲ったりする人たちの
思いや苦労がたくさんこもった命でもある。


決して粗末にしてはいけない。
感謝していただかなくてはいけない。
と、そんな当たり前のことに、
改めて思いが至ったひとときでした。


最後のほんの一部分を視聴しただけで、
こんなことを書くのは失礼かもしれないですが、
久しぶりに、心がかなり動いたので、
ブログ記事にさせていただきました。


『ボクはペットだから  ・・・食べられる命とは違うから!』

・・・分かってます (^_^;)      (11/10画像)





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