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君が送る風

追憶

来生たかおさんのコンサートに行ってきました。
45周年を飾るアニバーサリーツアーの千秋楽です。
この記念すべきコンサートでなんと最前列!
ただやっぱり端の方の席だったので、何とかお顔を見たくて身体と首を思い切りステージの方へ向けました。幸いピアノへ移動されてもお顔が見えて良かったです。来生さんも会場内を見まわすようにチラチラと端の方へ視線をくれたので、何回か目が合ったような…気がします!

今回のツアーは私は3回目の参加になるのでセットリストなどは把握していましたが、MCの内容がそれまでとは少し変わっていたかなぁと思います。

実を言うとこの名古屋公演は、何となくですが前の2回に比べると会場内の雰囲気が堅かったような気がします。普段からまぁそれほど、ワァッと盛り上がるようなコンサートではなくて、来生さんの力強い歌声に圧倒されたりだとか、魅入ってしまってポーッとしたりだとか、さらには息継ぎの一つも聞き逃すまいとして、皆じっと聞き入っているような、そんな雰囲気なんですけどね。

後になって私は思い出しました。前に他のアーティストが話していた事を。名古屋のお客さんは盛り上がるタイミングを慎重に見計らっているようなところがあると。芸所なので始めは目が厳しいけれど、素晴らしいと認めた人には惜しみない拍手を送るのだと。

確かに来生さんのこのコンサートも始めこそ拍手するのか⁉︎しないのか⁉︎という緊張感が客席に漂っていて、歌い終わった後にはもちろん拍手があるのですが、MCのところでもう少し拍手があっても良かったのかな?と思うような場面がありました。でもだんだんと拍手も大きくなり最後には拍手喝采でしたので、大成功に終わり私もホッとしました。硬い雰囲気は名古屋独特のものなのですね。

心なしか来生さん元気がないように見えて、ツアーの疲れが出ているのか(前日に地震もあったし眠れなかったのかも知れません)、私達の拍手が足りなかったからか、色々と心配していたのですが、MCで愛犬ミミちゃんのお話をされてその事もあったのかなと思いました。

ミミちゃんは去年病気を患いずっと闘病していたのですが、3ヶ月前にとうとう亡くなってしまったそうです。20年一緒に過ごしたんだとか…。この事は公式ホームページでも来生さんの言葉で語られていますが、やはり今でも寂寥感に襲われるとMCで話していました。
ミミちゃんは今回のアルバム『追憶』が出来上がるまで頑張ってくれてたんですよね。何だか健気ですね…。

さらにトークはお歳の話へと。歌番組を見るけれど若い子達の歌がイマイチよく分からない、新しく犬を飼うのは難しい、将棋の藤井聡太さんの30年後の活躍を見る事もないだろうと。ご自分でもネガティブだと言っていましたが、このようにボヤくのは来生さんの常なのです。つまり人生はペーソスだと。

しかし確かにお歳ではあるけれど、その年齢を感じさせない程、コンサートでは迫力のある歌声を披露してくれました。名古屋公演も成功に終わり、無事にこのメモリアルなツアーを完走してくれました。以前来生さんは言っていました。声が出る限り歌い続けると。
ぜひ続けてほしいです。
私はとても元気がもらえているから。
そして来生さんが歌い続けてくれる限り、私もできるだけコンサートに行って、盛大な拍手を送って応援したいと思います。元気と感謝の気持ちを届けたいので…。

曲の事が全然書けなかったので次回にまわしたいと思います。


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