つい2〜3日前の午後、買い物の帰り、レタスが1ケ¥98税抜で買えてラッキー!などと、思いつつ。
いつも歩いている住宅街のとある道、なんだか後ろのほうから、「助けて、助けて!」と何度も叫ぶ声が!!!
私が振り返ると、道路に面しているマンションの1階の窓ごしから、悲痛なおばあちゃんの声。見たところ80代後半〜90歳くらいかな?
「どうしたの?」と尋ねたら、
「私は、閉じ込められてるの、助けて!ここから出たいの」とおばあちゃん、杖を片手に、飛び降りるそぶりしながら。
ちょうど、年配のご夫婦らしきお二人が、通りかかりました。
女性に、
「なんだか認知症みたいで、出たがってるんですよ」と私は、話しかけました。(とっさに、私1人で対処するより、いい!と思いました。)
また、おばあちゃんが、飛び降りるそぶり。2重フェンスになってて、万が一飛び降りたら、飛び越えることは、無理そう。間違いなくケガ!
「飛び降りたら、骨折しちゃうわよ。そしたら、寝たきりになるからダメよ!」と。
また何度も飛び降りるそぶり。
「危ないから、飛び降りちゃダメよ、おウチの人は、いないの?」
「息子が、隣に住んでるけど、いないのよ」と泣きそうなおばあちゃん。
こちらも、困るんですけど。
女性は、「知らんぷりしていくわけにもいかないわね、私が入口まわって見に行きますから、その間、相手してて」と。
「そうですね、そうしましょう。」と私。
旦那さんらしき方は、ちょっと離れたほうで、見てます。
私は、またおばあちゃんに話しかけ、「近所の人とか、誰か知り合いの人とかいないの?」
しかし、おばあちゃんは、「いない、息子が、息子が、帰って来ない〜、息子は、隣に住んでるの。助けて〜」
まだ昼間の2時半なんだけどな。
「じゃあ、私がおばあちゃんちの玄関に行くから、玄関に回ってね」
その玄関方向に歩いて行くと、1人の年配の男性〜おじさん(60代くらいかな?)が、私の前を歩いてます!
「あの、このマンションの方ですか?」と私。
「はい。」とちょっとけげんな顔で、おじさんは、答えました。
「1番奥のお部屋のおばあちゃんが、助けてと窓から叫んでたんです!閉じ込められたと言って!」
「えぇ〜〜それは、私の母です!」
おじさん、ドアを開けるなり「俺が、監禁したとか言ったんだろ、警察でもどこでも言ったら、
いいんだ!さぁ、言いやがれ!」
すごい剣幕。
また私に向かって「母は、認知症なんです。」と言うので、「わかります!」と私。
しかし、おじさんは、興奮してドアをバタンと閉めて、部屋に入っちゃいました!
とりあえず、息子たるおじさんが帰って来たから良かった!
女性は、「自分が、ああなったら、ヤダわ」と。
私は、認知症を患った母を思い出しました、「うちの母も、認知症でした、振り回されたんですよ!」って。
臨時認知症サポーター?は、「お疲れさま!」と家路に着きました。