今日はまじめなホメオパシーばなです。
コメントの方に(非公開)、愛犬の恐怖や不安に対処できるレメディについてのご質問を頂きました。
コメント欄に回答するのは長すぎるので、記事に書きますね。
「恐怖や不安にはこのレメディが抜群に効きますよ~」と簡単にお伝えできれば、それが一番わかりやすいとは思うのですが、できないんですねぇ・・・
それは、その人(動物)それぞれで、必要とするレメディが違うから。
例えば、感じる‘恐怖’というものが、全員同じものだったら、簡単なことなんですけどね~
同じ恐怖心でも、Aさんの恐怖とBさんの恐怖は、原因も感じ方も違います。
わたしの恐怖と、あなたの恐怖は、経験していることも受け止め方も、全然違うんですよね。
だからこそ、そこをちゃんとしっかり受け止めないと、良いレメディが選べないのです。
ちなみに、「恐怖」に関連するレメディは900個以上あります。
それを「恐怖をともなう不安」に絞ったとしても、150個近くあるんです。
この中から、最適なレメディを選んでいくことがホメオパスのお仕事になります。
クラシカルホメオパシーでは、しっかりとクライアントさんの話に耳を傾けて、話された言葉をそのまま受け止めて、その人に一番必要なレメディを選んでいきます。
そして、拙ブログの「健康・ホメオパシー」カテに以前にも書いているように、必ずその人のTotality(全体性)とIndivisuality(個別性)を診ていきます。
全体性と個別性??
聞きなれない言葉だと思いますが。
全体性は、今起きている症状だけをみるのではなく、その人のまるごと全て(現在も過去も)をみていく、ということです。
そして、個別性は、その人ならではの、その人個別の特徴であることを探していきます。
それによって、ピッタシのレメディが見つかるわけです。
なので、恐怖や不安についてだけでなく、その人(動物)の本質的な性格だったり、生い立ちや好きなこと嫌いなこと、感受性や食欲や睡眠なんかについてもお聞きします。
そうやって確認していくことで、少しずつレメディが絞られてくるんですよ~
で、今回頂いたご質問なのですが。
『歳を重ねどんどん寂しがりになっている。
かなり怖がりなので不安を取り除いてあげたい。』
ということで。
結論として、これだけの情報で最適なレメディをご提案するのは、なかなか難しいです。
・寂しがるというのは、どういう行動を取るのか?
・それはいつから始まったのか?
・その頃になにかあったのか?
・怖がるのは何に対してか?
・怖い時にはどうなるのか?
・どうすると安心するのか?
などなど知りたいことですし、他に、上に書いたような質問もしていかないと、決められないです。
レメディというのは、表層面だけでなく深い部分まで癒してくれるものですが、一般的に応急的に使いやすいのは、フラワーレメディやレスキュースプレーかな、と思います。
以前にも記事に書いたことがあるのですが、
*2018.9.8記事 ストレスに、レスキュースプレーとかエマージェンシースプレーとか・・・
この時には‘ストレス’に、という表現をしていますが、もちろんスプレーは恐怖心や不安にも十分に働いてくれるものです。
例えば、愛犬をバッグに入れて電車に乗る前とか、獣医さんの診察前・診察後とか、そういうちょっと不安やパニックになっている時に、シュッとひと振りすると、スーッと楽になれることが多いです。(全ての仔に必ず効く、ということではないですが)
バッチフラワーのレスキュースプレー
うちの、マロンにもクーナにも、獣医さんの時にレスキュースプレーは使いました。
クーナが初めてのバス乗車でバッグの中でアワアワしてた時とか、獣医さんで採血された直後とか、そういう時に助けになりました。
応急処置的な位置づけですね。
レメディでもArnicaなんかは、広くトラウマや恐怖心には使えるレメディです。
例えば、抜歯や手術の前後の不安やトラウマにはArnicaが良かったりします。
けど、もっと心の深部に根深くある、日常生活ですら起こる恐怖心だったり、不安パニックを癒そうと思ったら、やはり、その子が必要とする個別のレメディの出番になりますね。
フラワーレメディとは役割が異なります。
ワンちゃんのレメディのご相談は、ダントツに恐怖心や過敏さについてが多いですね。
そして、この1年を考えると、1匹として他と同じレメディを処方したことがない、という事実があります。
それくらい、恐怖にいいレメディは種類が多いということなのです。
うまく説明できたかなぁ・・・
久しぶりに、真面目な記事でした~~
さらに何かご不明点やご相談がありましたら、コメント欄(非公開にします)にメッセージ+メールアドレスを書いておいてください。