みどりのまきば

認知症予防に不定期で日記を書いてみます。

心の燈台 内村鑑三

2020-09-18 17:40:00 | 日記

群馬県民は小学校の頃から「上毛かるた」(郷土かるた)で遊んで来たので、大人になってもまだ多くの札を忘れずに覚えている方もいらっしゃると思う。

当時の私は句を覚えて遊ぶことに夢中で、登場人物に興味を持つことはありませんでしたが、大人になってから改めて札を読んでみると、なんと郷土愛に溢れていることかと気付かされたものです。

また、キリスト者2名を登場させている点が印象的です。

「心の燈台・内村鑑三」と「平和の使徒・新島襄」の2名。

今でこそ群馬にも多くのキリスト教会が存在し、地域に溶け込んでいますが、ゼロからの開拓者の苦労と辛抱はどれほどのものか、想像に難くありません。

内村鑑三の本はたくさん出版されていますが、最近になって「いのちのことば社」から新刊(ロマ書の研究)が出たというので、購入しました。
新刊と言っても当時の出版本は文語体で書かれているため読みづらいので、新たに口語体の現代文で書き直された本です。

聖書の中に『あなたのみことばは私の足のともしび私の道の光です。』(詩篇 119篇 105節)という言葉があり、「心の燈台」とはこの詩篇の言葉と関連がありそうな感じがします。

人生は暗い夜道を歩くようなものだから、どうしても光が必要となります。
光を持っていない場合の選択肢としましては、①無鉄砲に突き進む(大怪我をする確率が高い)、②誰かが切り開いてくれた道を歩む(多くの人でごった返しているので、流されたり押しつぶされ、自分を見失う)、③自分の殻に閉じこもる(社会との繋がりを断つ絶つ)……などが考えられます。

聖書の言葉はまさに人生を照らす光であり、最終到達地まで照らす光量を持つ光といえます。

内村鑑三は聖書の言葉を分かりやすく解き明かす賜物を持った方なので、多くの方が彼の書籍を読んで心の“もや”が晴れたのではないだろうか。それこそ「燈台」のごとく、聖書の言葉から迷い出ることのないように導く、案内役として相応しい方だと思います。






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