コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

6月が来るたびに

2012-06-16 | ヘザー

コリー専門 マザーレイク http://homepage3.nifty.com/mother-lake/
コリーの子犬の誕生から巣立ちまで http://collie1103.blog.fc2.com/

 

 本格的に梅雨入りとなりました。今日は朝からずっと雨・・・すでに、庭の真ん中に巨大な池が出没しています。水が引くのは、いつになることやら・・・・です。

たぶん、10年目くらいになるツルバラです。いつもほったらかしでしたが、今年の冬、初めてツルの誘引をして形を整えてみました。その結果がこれです。数日前のものですけど。

このところ、カメラが不調でピントが合わないので、イマイチ本当の美しさが出ていないのですが、それはそれは、綺麗でした。やっぱり、手をかけただけの事はありましたよ。

その後、花が萎れだしたので、梅雨入りする前に、花は全部落としました。そのままにしておくと、病気や虫にやられてしまいますから。

そしてもう一つ・・・この時期に楽しみにしている花があります。

ふつうに、紫陽花ですが(笑)

でもこれは、特別な紫陽花なんです。つっちゃんの3歳のお誕生日に買ってきた紫陽花です。買ってきた時は、鮮やかなブルーだったのですけど、個々に植えてからはずっとピンクです。

昨年は2つしか咲かなかったけど、今年は4つ咲きました。殆ど手入れをしていないので、花が少ないのは仕方ないですね。

つっちゃんの誕生日の6月1日の誕生花は、紫陽花なのだそうです。つまり、フェ~の誕生花でもあるというわけです。

つっちゃん、今年は4つ咲いたよ。去年より、綺麗だよ。

6月は・・・私にとって、少し辛い月です。昨年から・・・。

明日はレインのお誕生日ですが、それを素直に喜べるのは、何年先になるでしょう・・・・レイン、ごめんね。お誕生日なのに。

 

どれだけ、後悔しても、悔やんでも、悲しんでも、今となっては何にもならないことはわかっていても・・・どうしても考えてしまいます。そんなこと、いくら考えたって、つっちゃんは戻ってこないのに。

きっとつっちゃんは・・・そんなこと、思い出してほしくないだろうに。

わかっている、わかっているから、これだけは・・・、つっちゃんが命を通して教えてくれた大切なことだけは、必ず・・・・。

「犬が10歳を過ぎて癌になったら、あえて積極的な治療はせず、残りの日々を穏やかに過ごすことだけを考え、住み慣れた家で、ずっと一緒にいてあげること。」

「ときには、何もしないことが、なにより延命につながることがある」

 

大往生したけりゃ医療とかかわるな 」という本が売れているそうです。私は読んだわけじゃないけど、たまたま見ていた番組で、著者のインタビュー映像が流れていて、とても感銘を受けました。

自分や身内の事としてではなく、犬の事として考えたときに、これはまさにそのとおりなんじゃないかって。。この一年の間に3頭を見送って、切に、切に、そう感じたのです。

もちろん、積極的な治療で、延命することもあります。なので、否定はしないし、乳腺腫瘍などは老齢になって手術しても、良い結果につながることもあります。

ただ、お腹の中にできるような、CTやMRIを使わなくてはわからないような腫瘍の場合には、そのまま静かに見守る方が、結局は、延命につながるのではないかと感じているのです。もちろん、サプリ等の、負担がかからない手段はできるかぎり駆使します。

癌だとわかったにも関わらず、病院に行かず、手術もしないっとなれば、「治療費を惜しんでいる」と思われるかもしれません。私自身、2年前ならそう思ったと思います。

けれど、治療費を惜しまず、可能な限りの医療手段を駆使した結果・・・つっちゃんを、苦しめてしまっただけでした。

残り少なかった命の日を、あんなにしてしまったという後悔は、もうしたくありません。してはいけないと、つっちゃんに誓いました。

 

つっちゃん、元気なおばちゃん

ずっとずっと、記憶の中のつっちゃんは、元気なおばちゃんでなくちゃね。

 

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8 コメント

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私にとっても・・・ (shylph-master )
2012-06-16 22:22:01
先日はシルちんへのお花、ありがとう御座いました。
6月は私にとっても忘れられない月になってしまいました・・・。

お気持ち、お察しします。
同じ境遇を経験した者として、KISAKIさんの気持ちが痛いほど解ります。

私も癌の最終告知を受けた時には、今ならまだ間に会うかも?って、抗癌治療を考えていました。
でも、KISAKIさんや皆さんが『止めた方が良い』『家族の側が一番』っておっしゃってくれたので、最後の一カ月間はシルちんと幸せな時間を過ごす事が出来ました。
でも、これもつっちゃんのお陰だったんですね。
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共感もてます (イシスとラムセスの飼い主)
2012-06-16 23:11:19
先住犬も過度な治療で苦しめたかもと
今でも悔やむことがあります

日ごろの食事や運動で健康維持に労力掛けたほうが良いと今は考えています

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Unknown (ラッド)
2012-06-16 23:25:44
一番上の写真、レインちゃんがふとつっちゃんに見えてドキッとしました。
整ったお顔と優しい目元、色合いがどことなく似ている気がします。あ、つっちゃんの兄弟がレインちゃんのおじいちゃんなのですよね。大叔母がつっちゃんなら、似ているのも当然?

ずっと悔しさを抱き続けているKISAKIさんの苦しみは、痛いほど伝わってきます。でも、あのときできる精一杯のことKISAKIをされていたことを、私たちは知っています。つっちゃんとの経験から、ひとつの大きな教訓をもらって、マザーレイクのコリーたちはますます幸せになれますね。私も教えられました。

ワカチーの子孫たちを通して、つっちゃんに繋がる血筋が続くのですね。可愛い優しいお顔の遺伝子が続くのはとても楽しみです♪
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 (しぇりぼ)
2012-06-17 11:06:32
本当にそうですね。
まもなく父の三回忌・・・
自分の足で歩いて病院に入った父は・・・悔やんでも悔やみきれないです。

繰り返さないよう、かと言って医療のすべてを拒否するのではなく、往生させてあげたいです。
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Unknown (KISAKI)
2012-06-19 17:07:18
shylph-master さん
シルちんの闘病中は、ローズやつっちゃんの時を重ねて、シルちんは若いから、きっと大丈夫って願っていたのですが、残念です。
でも、最後の1か月を穏やかに過ごすことができたことは、シルちんにとっては幸福な事だったと思います。だって、シルちん、とっても満ちたりたお顔をしていましたから。
ローズの時は、年齢的なこともあって、最初から緩和ケアを選択しました。お別れは突然でしたけど、シルちんと同じく、末期癌の苦しみに陥ることなく、安らかに逝くことができて、あれで良かったのだと、納得することができました。
つっちゃんは中途半端に若かったので、つい「もしかしたら」という気持ちが強くなってしまい、冷静な判断ができなかったことが悔やまれてなりません。最後を家で看取ることができたということだけが、わずかな救いとなりました。
つっちゃんの事は、どんなに後悔しても、もうどうにもなりません。なので、せめてつっちゃんが命を賭して教えてくれたことを、無駄にしないようにと心に強く誓ったのでした。
シルちんの穏やかな終末に、それが生かされたのでしたら、つっちゃんも喜んでいることと思います。
シルちんもきっと、まだ近くにいると思います。ぱぱさんに感謝していますよ。きっと生れ変って、また来てくれると思います。私も心から、そう願っています。
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Unknown (KISAKI)
2012-06-19 19:58:03
イシスとラムセスの飼い主さん
はじめまして。コメントありがとうございます。イシスとラムセスの飼い主さんも、同じ経験をされたのですね。
その時は、なんとか治してあげたいと無我夢中で、それが最善と思って手を尽くしたことと思います。
犬って、すべてが飼い主次第なんですよね。どんなことでも、何も言わずに受け入れてくれて・・・。
おっしゃる通り、「治療」より、「予防」だと思います。とにかく、ストレスのない生活が一番大切ですね。
イシスとラムセスの飼い主さんのご愛犬も、この先、ずっと健康であってくれますように・・・。

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Unknown (KISAKI)
2012-06-19 20:09:56
ラッドさん
レイン、笑顔がつっちゃんに似てきました。
つっちゃんの子は授かることができなかったけど、つっちゃんにはかなわないけど、こんなに笑顔がステキな子が生まれてくれて幸運でした。
つっちゃんが命を賭して残してくれた「大切な事」を、私は生涯忘れないし、ずっと伝えて行きたいと思っています。
「何もせず、ただ見守る」ということは、とても勇気がいることかもしれません。でも、それも一つの選択肢であることを、ずっと忘れずに、語っていかなくてはと思います。
今回のレインの子供達、みんなとても可愛いお顔でした。家庭犬として愛されるコリーつくりを、これからも続けて行きたいと思っています。
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Unknown (KISAKI)
2012-06-19 20:17:47
しぇりぼさん
もう3回忌なんですね。
私はまだ両親が健在なので、もしその時が来たら、どうなってしまうのだろうと不安です。
人間は自ら選択することができるとはいえ、「間違っていたんじゃないか」「もっと良い選択があったのではないか」とか、どんな場合にも、迷いは尽きないでしょうね。
どこまで、医療を選択するか・・・それは医者だとしても、100%の答えはないでしょうね。今はただ、納得のいく「大往生」のみ、望みます。
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