犬に顔を舐められるのって、嫌がる人が多いので止めさせる人が多いと思うけど、私自身はOKしてる。だってさ、親愛の気持ちを込めてやっているのを断るのって、なんだか気の毒だから・・・。子供が母親に「ママ大好き!」って言ってるのを無視するようなものだもん。もともと口元を舐めたがる子は従順な子が多いので、その子のいいところを消してしまうような気がして、どうしても全面禁止には出来ないのだ。
もちろん、衛生上のこともあり、止めさせるべきという声が圧倒的だと思うけど、どうせ我が家はお客さんなんて滅多に来ないし、普段は私とパパだけだからねぇ。パパは嫌がってるけど、顔は嬉しそうだし。もちろん、私も無制限ってわけじゃなくて、最初だけ許しているんだけどね。
我が家では全員がペロペロ犬というわけじゃない。マーキュンとつっちゃんはあまりやらないし、ラッシーとヒラリー様はやらない。もっとも、ヒラリー様は小さすぎて、私の顔まで届かないからなんだけどさ。
一番のペロペロ魔はヴィー太郎ちゃん。誉めれば嬉しくてペロペロ、叱ればゴメンナサイでペロペロ・・・寝ている時にいきなりペロペロ。とにかく、忙しい奴なのだ。
次に多いのがパーちゃん。そしてホー吉・・・つまりはこの親子は揃ってペロペロちゃんなのである。ローズも結構やるし。もちろん、断ると文句タレタレ・・・。
ワカチーは?というと、あまりやらない。つっちゃんもそうだから、これも遺伝に関係しているのかな?性格と大きく関わっている気がするけどね。
ペロペロチーム(ジェナもこっち)に共通していることは「従順な性格」という点だ。叱ると反応が大きくて、大反省するタイプ。もっとも、その時は大反省しても、しばらくすると影に隠れてまたやったりするんだけどね。
もちろん、私に逆らうことはほとんどないし、上位の犬に逆らうこともない。「マテ」のコマンドがとてもよく出来る。
以前何かで読んだんだけど、犬には二つの服従があるそうだ。ひとつは「母親に対する服従」で、もう1つは「リーダーに対する服従」だ。子犬の時期は「母親に対する服従」が主であり、成長するに従ってそれが次第に弱まっていき、やがて「リーダーに対する服従」へと変わっていくということだった。
本来はこうなるべきなのだが、人間と一緒に暮らすようになったため、最近は成犬になっても「母親に対する服従」が残っている犬が多いという。そして、それは犬種によって差があり、愛玩犬などは「母親に対する~」が残りやすく、柴犬では完全に消えてしまいやすいのだそうだ。
口元を舐めるという行為は「母親に対する服従」であるから、それが残っている犬はある意味甘えんぼなのかもね。口元を舐めるのは下位の犬が、上位の犬や人間に対してやっている行為だ。かならず、その時は尻尾も振っている。たまに上位の犬が、下位の犬の口元を舐めていることがあるけど、その時は尻尾を振っていない。そういった時は、相手のヨダレか、口元に付いた何かに興味を持って舐めているだけなのだ。
多分・・・これは私の推理なんだけど、良く分析してみるとペロペロチームは全員我が家で生まれている。つまり、ずっと母親と一緒にいた犬たちだ。ジェナは目が開いてすぐに実母から離し、コリー達と一緒にいたので、パーちゃんと同じくローズを母のように慕って育った。
たとえローズのような「子供が大きくなると冷たくなる母親」でも、ずっと母親と一緒という環境では、母親に対する服従心というのが消えずに残るのかもしれない。
母親と離れていたらペロペロできないし、そのうち忘れちゃうんだろうけど、ずっと一緒にいたらイヤでも母親を忘れられないもんね。[母」という偉大な存在が、常に自分のそばにあるわけだ。裏を返せば、常に「母」に対して気遣いしていなきゃいけないってことでもある。だからこそ、ゴマすりペロペロを続けるのかも。
母子で同じ家で飼われていても、常時一緒にいる環境でない場合は「母に対する服従」は薄れていくのかもしれない。我が家では子が親に対して反抗することはありえないから、親子で喧嘩をすることはない。だけど、犬舎などで別にしている場合、次第に親子意識が薄れていって、互いに相手を同等の立場で見るようになるんじゃないかな。時々親子なのに喧嘩するって言う話を聞くから。ただ、父親と息子の場合はどんな環境でも喧嘩になることはありえるだろうけどね。
もちろん、もともとの遺伝的性格にも影響されると思う。服従心や従属心が強い子に対し、支配型の性格の子はペロペロ犬にはなりにくいだろうし。ワカチーが我が家で生まれたのにペロペロではないのは、牡犬であるということと、多少支配型の性格だからじゃないかと考えている。牡犬は牝犬より支配型の傾向が高いだろうからね。
ホー吉は牡だけどワカチーほど支配型という感じがしないなぁ・・。ワカチーは滅多におなかを見せないけど、ホー吉はすぐにひっくり返るし。仰向けにひっくり返していると、そのままデレェ~~ってなってるし。
もしホー吉が支配型の強い性格だとしたら、とてもワカチーとは一緒にいられないだろう。支配型の性格の犬が一緒にいると必ず喧嘩になるだろうから。ホー吉がそうでないとしたら、とてもラッキーなことだ。父のレオ君がそういう子だから、ちょっと期待してもいいかな。
ワカチーはやらなかったけど、ホー吉はマーキュンに対してペロペロ攻撃するんだよね。もちろん、その時は尻尾をフリフリ、耳を倒し、頭を低くしてやってる。つまり、ゴマすりペロペロだ。これは相手に服従していることを示すカーミングシグナルだよね。だけどホー吉、マーキュンにはペロペロやってるけど、ワカチーにはやらないんだなぁ。これって・・・やっぱりヤバイ??
「じーちゃん、しゅき!しゅき!」
私は毎朝というより、午前4~5時にキャンディーかラッキーがトイレに行きたくなると顔をなめられて起こされます。その前に濡れた鼻でヒヤッとするので、目がさめるのですが・・・!室内でやられると困るので、外にだしますが、なかなか帰ってこないのです。
なめられると、寝ぼけまなこで、「ふざけんな!」「やめろ!」とか叫んでいます。
私も『親愛の印』だと思っているので許していますが、メルはやめさせないといつまでも舐めているので、適当な所で「もういいから!」と言ってやめさせます。(それでも、舐めたくて飛びついてきますが…)。確かにメルは家で一番『従順な子』です。
ところで~、メルは一番順位が上なのですが、下の犬達に対し口や耳をよく舐めています。これはどうしてなのでしょうか?臭いに興味があるだけなのでしょうか???それもコリーズにだけして、一番下っ端のシンディーにはしないんですよ!いつも不思議だな~と思いながら眺めています。コリーズがいやがって『やめてよ!』って態度をとると、逆ギレして怒ります。コリーズはメルが心ゆくまで舐めて解放してくれるまで、大人しくされるがままになっています!
犬って不思議な事がいっぱいあって、まだまだ分からない事が沢山あります!多頭飼い大先輩のまーちっちママさんのお話しはいつも興味津々!楽しみなんです!
あと、フードにガーリックパウダーを振り掛けているので、ご飯の後も・・・・この時ばかりは顔を舐められないように、ず~っと立っているんですよ。
クリさんとこのキャンディーちゃんが布団をかぶって寝ている写真、とても可愛かったです。ヴィーも時々、明け方近くに奇襲攻撃してくることがあるんです。突然前足で私の頭をボコボコ!!さらに顔をベロベロ!!
最近では気配を感じて目を覚ますようになったので、素早く布団をかぶって隠れてます
Windyさん、うちの子達も耳舐めしますよ。やはり、上位の犬が下位の犬の耳を舐めます。Windyさんの推理の通り、これは愛情とかいうものじゃなくて(だったら美しいのですけど)、単に耳の匂いや耳垢の味を嗅ぎ取っているだけみたいです。
やられている方はやっぱり我慢してますよ。ローズなんかは気持ち良さそうにしていますけど。おかげで、ローズの耳はいつもピカピカです