子犬生まれました コリーの子犬情報
コリーの子犬 誕生から巣立ちまで
最近、動物病院の待合室で一緒になるワンコの種類。
圧倒的に、MIXが多くなりました💦
人気犬種番付では、トイプードルに続く第二位がMIX(小型)なのだそうです。
1位トイプードル、2位MIXがダントツで、3位以下を大きく引き離しているそうです。
子犬販売サイトを見ても同じ。圧倒的多数なのがトイプードルとMIXです。
トイプーはずいぶん前から人気があるのはわかってたけど、MIXがいつの間にこんなに??って、ちょっとびっくりしました。
今やペットショップの店頭でも、半分くらいがMIXなのだそうです。
なぜ、こんなに急激に流行り出したのでしょう??
色々見ていると、「マルプー」とか「チワプー」とか、もうすっかり「犬種」として扱われている感じ。
MIXという大きなくくりの中に、一つの犬種として確立されちゃってる感じですね。もはや、新種扱い?
中には、とんでもない組み合わせのMIXがあったりして、ただ驚くばかり。
はっきりいって、何でもありって感じ。
3年前に施行された改正動物愛護管理法
犬の生涯出産回数は6回まで
牝の繁殖年齢は6歳まで(ただし出産回数が5回以下なら7歳まで可)
これにより、ほとんどの血統書発行団体は、この基準を外れる血統書の発行はしないことになりました。
純血種は血統書があって当たり前ですから、血統書が発行されないのでは困ります。
ちゃんとしたブリーダーなら、この基準に沿って繁殖を行うことになります。
ですが、MIX犬は血統書なくても問題なし。両親犬の年齢なんて関係なく、どんだけでも産ませられます。
動物取扱業者は必ず、繁殖犬にはそれぞれ「個体管理表」という記録をつけることになってますが、これはあくまで私的な書類なので、いくらでもごまかしや偽造が可能なんです。なんの抑止力にもなりません。
つまり
MIX犬の流行は、一部の業者が作り出した、法の抜け道なんです。
私は、どんなに「大切にしています」「愛情をもって育てています」と言ってても、MIX犬の繁殖をしているブリーダーは、本当の意味でのブリーダーではないと思っています。
この異常なMIXブーム、もはやF1(ハーフ)にとどまらず、F2(クォーター)や、F3まで・・。そこまで行ったら、完全に雑種でしょ~~(F1の段階で雑種ですが)
たとえば、チワプー(チワワ×プードル)に、プードルを交配したら「チワプープー」になるのだそうです😵
MIXは純血種より強いという事を言う人もいますが、両親の犬種が持つ「特定の犬種に多い病気」を、両方受け継いでしまう事もあるわけです。決して、MIXが純血種より遺伝的に強いという事にはなりません。
さらに、純血種にはスタンダードがありますが、MIXにはないので、大幅にスタンダードから外れた個体であっても、繁殖に使えるというメリットもあります。
中には、親の純血種よりも高額で販売されているMIXもあります。純血種より低コストで、そこそこ高額で販売できるということで、今の大流行になったのでしょうね。
MIXのほとんどは小型犬だけど、中には大型犬のMIXとか、小型犬と大型犬のMIXもあり。
今のところ、コリーを使ったMIXは見たことないけど、スタンプーやラブラドールR、ゴールデンやハスキーを使ったMIXはいるみたいです。中には、ウルフドッグも・・・(ウルフドッグ自体が、すでにMIXですが)。
少し前に、チワワとウルフドッグのMIXというのが販売されていて、SNSで炎上していました。交配自体は人工交配でしょうから両親の大きさは関係ないですけど、業者の目論見とおり、「小さいウルフドッグ」になるとは限りませんよね。もしかしたら、「大きなチワワ」になるかも??だし。
このMIXブーム、いつまで続くのでしょう。MIX犬に関する批判的な投稿があると、MIX犬のオーナーさん達が「うちの子は健康です!」とか反論しているのを見かけますが、個々のMIX犬自体を問題視しているわけじゃないのだと思います。
問題なのは、意図的にMIXを作る繁殖行為だと思うのです。
それにしても。
ここまでMIXが大流行したってことは、「犬を飼おう」ってなった時に、「この犬種を飼いたい」って考える人は意外と少ないってことなのかな??
単犬種のブリーダーとしては、ちょっと残念な気持ちです。
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