1980年の渡辺香津美のアルバムです。ギタリストである彼のエレクトリックインストアルバムです。凄すぎるメンバーで贅沢に構成されています。渡辺香津美以外1人もメンバーに日本人がいません!このアルバムは大学の軽音時代に、先輩からフュージョンバンドの誘いがあって軽い気持ちでひきうけたのですが、その時に渡されたのがこのアルバムをダビングしたものでした。いやー、渡されてびっくり。こんなのできるのかなって・・・。とりあえず学祭でやるからって言われて夏休み前に渡されてから、その夏はもう必死でした。たまたまというか、わたくしが軽音にいたときはベーシストが少なくて、何個もバンドを掛け持ちしていたので結構しんどかった記憶があります。そういう今でもわたくし、いろいろ4、5つ程やっていますが、当時は譜面があまり書けなかったので、何回も何回も聴いて何回も何回も弾いて暗譜していました(今は暗譜要求がなければ、譜面書いたらその曲の練習ってリハ以外ほとんどしないです)。今思えばいろいろ間違っていたところもあったと思います。実はこのアルバムでわたくし初めて、MARCUS MILLERのフレーズをコピーしました。この人の名前自体は雑誌でよく見かけてたので、知ってはいましたがそんなに意識はしていませんでした。実はわたくし、この時からこの人を今でも意識しまくっています。ファンではあるのですが、大ファンっていうわけじゃなくて、意識しているんです。わたくしにとってはLARRY GRAHAMは大ファンでありアイドルなのですが、このMARCUS MILLERは違うんです。この感じってなかなかわかってもらえないと思いますが・・・。わたくし、この人はあの有名なベースの音色じゃなくて(このアルバムではまだあの音色にはなっていないです)、あの独特ともいえるノリとかフレージングに着目しています。すごくかっこいいと思います。それはそうと、MARCUS MILLERはこのアルバムに参加した時、確か21歳なんですよね。わたくしは21歳の時にその音を必死になってコピーしました。ちょっとムリヤリですが、勝手にMARCUS MILLERの偉大さを当時ものすごく実感したわけです。先程も書いたように当時、必死になって曲を暗譜してたので、今でもこのアルバムの半分くらいの曲は憶えていると思います。まあ、こんな感じでこのアルバム、ベーシストとしてわたくしには大きな思い出を作ってくれた1枚です。そう言えば主役の事を書こうと思いましたが・・・。
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