ただ、薩摩のキツイのは、米以外の本来は非課税産物にまで、 ビシビシ取り立てをした点です。 有名なのは奄美のサトウキビですが、他にも養蚕や織物、 藍玉、ガラス製品など、他藩では非課税で、 農民の副収入源だった特産品まで、藩が一括管理してしまいました。 いわば、再配分の無い共産主義みたいな状態だったわけです。
2人がナイス!しています
ナイス!
ID非公開
ID非公開さん
質問者2021/7/19 14:43
回答ありがとうございます。 一般的には地租改正で農民の暮らしは苦しくなった(全国的に)、と習ったのですが、逆に薩摩の農民は納税が減ったりしたのですかね? 版籍奉還・廃藩置県により島津の持ち物ではなくなったはずですが。
jun_jun_kw
jun_jun_kwさん
2021/7/19 19:00
それはあったでしょうね。 少なくとも、特産品などを、藩が一括して、 回収し、安い価格で買い上げるといった、 無茶苦茶なルールは無くなり、高品質の製品を作れば、 高い価格で売れるという、自由主義的な経済が、 普及したわけですから。 逆に、幕府の天領だったところなどは、 今まで非課税で、ドル箱状態だった養蚕業などに、 所得税がかけられるようになったから、 不満たらたらだったわけです。 自由民権運動が、旧天領地域の農民層で活発だったのも、 この大増税に反発したからです。