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コンプレックスのない歴史をスペインに持ち帰ったイスパニスト、ジョン・H・エリオットが死去
アストゥリアス皇太子社会科学賞受賞者ジョン・H・エリオット氏が、「黒い伝説」との闘いに捧げた生涯を終え、91歳で死去した。
コンプレックスのない歴史をスペインに持ち帰ったイスパニスト、ジョン・H・エリオット死去
セサール・セルベラ
セサル・セルベラ
10/03/2022
20:23h 更新
スペインにコンプレックスや決まり文句のない過去を取り戻した歴史家、ジョン・H・エリオットが亡くなった。1996年アストゥリアス皇太子社会科学賞を受賞したジョン・H・エリオットは、ロンドンの病院で数週間入院した後、91歳で死去した。英国人である彼は、その歴史学者としてのキャリアを帝国スペインの研究に捧げ、1960年代以降のイベリア史を、「黒い伝説」の定説とはかけ離れた文脈でとらえるヒスパニストの世代をリードした。
スペインへの愛
ジョン・ハクスタブル・エリオット（1930年6月23日、英国レディング出身）は、1950年の長い夏休みを利用して、数人の友人たちとおんぼろバンでスペインを旅した。ケンブリッジ大学の学生だった彼は、プラド美術館でオリヴァレス伯爵の肖像画を見たとき、そして何よりもスペイン人とおしゃべりをしたとき、スペインとの最初の出会いに深い印象を受けた。「最も驚いたのは
