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リチャード3世とイギリスの黒い伝説:この王は本当に2人の甥を監禁し殺害したのか?
DNAサンプルは、5世紀以上に遡り、現代イングランドの形成に影響を及ぼす謎に終止符を打つかもしれない。
ポール・ドラローシュ作 "King Edward V and the Duke of York at the Tower of London" 1831年
「エドワード5世とロンドン塔のヨーク公」ポール・ドラローシュ作 1831年 CC
パブロ・F・デ・メラ・アラルコン
2018/07/25 02:14h.
1483年から1485年に死去するまでイングランド王だったリチャード3世をめぐる論争は、5世紀以上にわたって、常に解決からほど遠い謎を生んできた。8月22日、ボズワースの戦いで戦死したリチャード3世の死は、"二つの薔薇 "の内戦に終止符を打ち、ランカスター家のヨーク家に対する勝利を決定づけ、チューダー朝の到来を告げた。勝利者たちは、エドワード4世を、君主に最も近い正統な後継者である兄エドワード4世の息子たちを殺害した悪役として描いたのだろう。
この悪役の姿は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『リチャード3世の生と死』(1597年)によって舞台に登場した。要するに、この歴史ドラマは、貪欲なリチャードを描いている。