インデックス
Facebook Twitter メールフィード RSS
戻る トップ 印刷
ベネディクト16世の手紙2009
[ベネディクト16世からのメッセージ]
ベネディクト16世からのメッセージ
ベネディクト連盟管区長ノッカー・ウルフ神父へ
ベネディクト連盟の管区長であるノッカー・ウルフ神父へのメッセージです。
カンタベリーの聖アンセルム没後900年に際して アンセルム・オブ・カンタベリー
ノトカー・ウルフ神父へ
ベネディクト連盟総長大修道院長
聖アンセルム没後900年を迎え、私たちは適切な形でこれを祝い、聖アンセルムを称えたいと思います。聖アンセルムは、1033年に北イタリアに生まれ、1060年にノルマンディーのル・ベック修道院でベネディクト会修道士となり、1109年にイギリスのカンタベリー大司教としてこの世を去ったヨーロッパ人である。私たちは謙虚な気持ちで彼を偲びつつも、現代に生きる人々、とりわけヨーロッパの人々が彼の確かで実り豊かな教えを吸収するために、その豊かな英知を賛美し、紹介したいと思う。
彼は大司教でありながら、何よりもベネディクト会の修道士であることを望んだ。福者教皇ウルバン2世に『みことばの受肉に関する書簡』(Epistula de Incarnatione Verbi)を献呈したとき、彼は「兄弟アンセルム」と形容されている。「カンタベリー大司教に任命されたとき、神に命じるにせよ身をゆだねるにせよ、生活上は罪人、習慣上は修道士」(S. Anselmi Opera omnia, II, ed. F. S. Schmitt, Ro)。