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歴史
パブロ・モリョ
スペイン最大の英雄を "恐ろしい "殺人者に変えたベネズエラの大いなる裏切り
ゴンサロ・M・キンテロが『Soldado de tierra y mar: Pablo Morillo el pacificador』（Edaf, 2017）を出版。トラファルガーやビトリアなどの戦いに参加した後、反乱軍と戦うためにベネズエラに送られた兵士の生涯をたどる作品だ。
スペイン史の忘れられた英雄、パブロ・モリョ
マヌエル・P・ビジャトロ
マヌエル・P・ビジャトロ
10/11/2017
17:24h 更新
英雄でも悪役でもない。善人と悪人が主役のおとぎ話のように語られたいと思うこともあるが、歴史は光と闇の側面を持つ個人によって築かれるという厳しい現実がある。トラウマによって見方が変わってしまう人、自分を取り巻く状況に適応する人、要するに、今日街を歩いているような男女である。極端な状況に置かれてはいるが。
この二面性こそが、パブロ・モリョ・イ・モリョを特徴づけている。赤と黄色の旗よりも伝統的な熱烈な愛国者であり、「ネルソン」や「ウェリントン」が英国にもたらした勝利よりも多くの勝利を19世紀のスペインにもたらした英雄的な軍人であった。しかし、フェルディナンド7世によってベネズエラと新グラナダに派遣された後、いわゆる「恐怖政治」を確立した闘士でもあった。
