パウロ6世の使徒的勧告「10月の再現
日付:2014年10月15日(水)10時37分14秒
トピック: マギステリウム
アントニーノ・グラッソ著『パウロ六世の使徒的勧告における聖母マリアと平和』PAMI、バチカン市国2008年、351-356頁より
使徒的勧告 "Recurrens mensis october "によって、パウロ六世はまた、特にレオ十三世以来、執拗に、また、数多くの教令文書の中で、教会と世界の問題、特に平和の問題の解決を、この古代のマリアの祈りの特別な効力に関連させながら、ロザリオの暗唱を奨励し、推奨してきた先人たちの教令1にも広範に言及しています。それゆえ、10月の復活は、教皇に、カトリックの信心にとって当然のことであり、また、現代の困難な状況にあっても、その重要性をいささかも失っていないこの祈りの敬虔な実践に、すべてのキリスト教徒を再び招く機会を提供するものである。聖ピオ5世(1566-572年)が、教会と世界にとって混乱の時代に、今日も用いられているロザリオの形式を定義した『ロザリオの祭儀』(Consueverunt Romani Pontifices)から4百年目にあたるこの機会に、パウロ6世は、キリスト教民衆が力と勇気を引き出してやまないこの聖なる遺産に忠実に、聖職者と信徒に、聖母の執り成しを通して、すべての男性と女性、そしてすべての人々の間の平和と和解のために、神に強く願い求めるよう勧めています。