日本 人間のモルモット（捕虜や軍事占領地の住民）を使って実験を行っていた。さて、細菌戦に関するファイルを確保するために、アメリカは日本の戦犯に免責

しかし、それ以上に衝撃的なのは、ナチスがアメリカから受けた隠蔽工作である。私がこのようなことを言うのは、歴史研究に役立たないような意見を述べるためではなく、米国が元ナチス要員を使って当時の西ドイツの秘密機関に反ソ機能を持たせたことを示す文書さえあるからである。何千ページにも及ぶ数多くの書類を読み通すのに何年もかかったが、1000人以上の元ナチがアメリカによってリクルートされ、アメリカに行って技術力を発揮していたことがわかった。もうひとつ、さらに信じられない事実がある。それは、アメリカが日本の戦犯に保護を与えたことだ。日本人は細菌戦の専門家でもあり、その研究はアメリカ人よりも進んでいた。発見された文書によれば、彼らは実際、何百人もの人間のモルモット（捕虜や軍事占領地の住民）を使って実験を行っていた。さて、細菌戦に関するファイルを確保するために、アメリカは日本の戦犯に免責を与えた。その結果、信じられないような結論が導き出された。これらの犯罪者の中には、重要な公職に就いた者もいたのだ。ナチスの戦犯が逃げ込んだ他の国は、南米と中東だった。アルゼンチンでは、ナチスは驚くべき組織（「ナチス・アメリカ」）を持っていた。

Oltre la leggenda nera: il Vaticano e la fuga dei criminali nazisti