1. 人種差別の近代的発生
近代の人種主義は、厳密に言えば、フランスで教義的に誕生した。ここでは、『理性への攻撃』で概説されたルカーチ（1968年、538頁）の、人種差別の「起源」を18世紀とし、その全面的な展開を19世紀とするテーゼを妥当なものと仮定する。マーヴィン・ハリスもまた、人類学理論の発展に関する彼の記念碑的著作の中で、「人種決定論の勃興と衰退」（1999年、69-92頁）と題された章を読めば、この前提に同意するだろう。生物学と遺伝学の倒錯した政治的利用を扱った著作（1946年という重要な時期に出版された）の中で、ダンとドブザンスキーは興味深いコメントを残している：
自分の家系や人種が隣人よりも優れていると信じるのは、人間の古い偏見である。2000年以上前のギリシア人は、自分たちは蛮族より優れていると確信しており、ギリシア人以外のすべての人々を寛大にも蛮族と呼んでいた。しかし、彼らが蛮族を劣っていると考えたのは、彼らの身体に何か問題があったからではなく、表現を変えれば、彼らが立派なテーブルマナーを持っていなかったからである（1975年、121ページ）。
蛮族が劣っていたのは身体的なことではなかった。文明的なものだった。しかしペルシャ人もまた、自分たちが他の誰よりも優れていると思っていた。そして実際、どのような土着共同体であれ、それがどのようなものであれ
近代の人種主義は、厳密に言えば、フランスで教義的に誕生した。ここでは、『理性への攻撃』で概説されたルカーチ（1968年、538頁）の、人種差別の「起源」を18世紀とし、その全面的な展開を19世紀とするテーゼを妥当なものと仮定する。マーヴィン・ハリスもまた、人類学理論の発展に関する彼の記念碑的著作の中で、「人種決定論の勃興と衰退」（1999年、69-92頁）と題された章を読めば、この前提に同意するだろう。生物学と遺伝学の倒錯した政治的利用を扱った著作（1946年という重要な時期に出版された）の中で、ダンとドブザンスキーは興味深いコメントを残している：
自分の家系や人種が隣人よりも優れていると信じるのは、人間の古い偏見である。2000年以上前のギリシア人は、自分たちは蛮族より優れていると確信しており、ギリシア人以外のすべての人々を寛大にも蛮族と呼んでいた。しかし、彼らが蛮族を劣っていると考えたのは、彼らの身体に何か問題があったからではなく、表現を変えれば、彼らが立派なテーブルマナーを持っていなかったからである（1975年、121ページ）。
蛮族が劣っていたのは身体的なことではなかった。文明的なものだった。しかしペルシャ人もまた、自分たちが他の誰よりも優れていると思っていた。そして実際、どのような土着共同体であれ、それがどのようなものであれ
