フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

アイアンもシャフトフレックス

2006年08月28日 21時07分14秒 | ゴルフフィッティング
3度目のご来店は宇部市の“M”様。先日フィッティングさせて頂きアイアンのシャフトにDG R-400を推奨した。今お使いのアイアンはS-200で、もっと柔らかい物をお使いになるのは抵抗があるらしく、友人が先日此処で買ったR-400を打たせて貰ったけどスライスしたんですが・・。」と再度のご来点。

その時点ではスイングにムラが見られ、ここは「石橋を叩く意味で、もう一度日をあらためてテストさせて下さい。」とお願いした。一応結果に自信はあったのだが、使うご本人に不安や不満があったのでは申し訳ないし、疑心暗鬼での練習では上手く行かない事もあるからである。

話は変わるが、通常フィッターがお薦めするスペックは、どう打っても真っ直ぐに良く飛ぶと言う物ではない。このスペックで練習すれば良いスイングになる、そして結果的に方向性が良くなり、飛距離も伸びる!と言う物である。そう言う事が大切だと思っている。

通常と言うのは、例外もあり得るからである。例えば練習を全くされない方や、ゴールドシニアの方などで即効性を求められる場合は、たとえ間違ったスイングであっても、そこには触れずにその場の結果を重視する事もある訳である。しかし、これはフィッターが追求するフィッティングの本意ではないと思っている。

さて、3度目で、今日は結論を出さねばならない。SとRを交互に何発も打って戴く。センターにナイスショットした時の飛距離に変わりはないが、その方向性に大きな差が出た。Sでは左方向に飛距離の出ない飛び方が見られる。Rでも左方向の球はあるのだが、飛距離は真ん中方向よりむしろ伸びている。

本来スライスならフェースが開くのだからロフトが増えて飛距離は落ち、フックならフェースが閉じるのだからロフトが減って飛距離は伸びるのが本当なのだ。 それが、そうなっていないと言う事は、Sだとシャフトの撓りが不足して、無意識に力んでしまい左に引っ掛けているのであろうと思われる。腕力があってスイングテンポ数値の低い方には多い事なのである。そんな方に限って「フックするから硬いシャフトを」と仰るから始末が悪い。(+。+)アチャー。

上記の説明を延々とさせて頂き、結果はタイトリスト
フォージド695MBにR-400でカスタムオーダーさせて頂く事になった。\(^o^)/ ワーイ!!\(^o^)/ ワーイ!!
勿論、「万が一ご不満ならS-200へ無償交換させて頂きます。」との飛び保証付きである。(^0_0^)

※画像は“M”様にカスタムオーダー頂いた
フォージド695MB

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