サファリランド・ツアー２連発！

夏休み最後の日曜日。

昨日フィッティングをさせて頂き、フルセットをカスタムオーダーさせて頂く事になった佐賀県の“Ｋ”様。今お使いのキャロウェイＸ－１４アイアンセットも「アップライトにライ調整して欲しい。」と頼まれ、昨夜１.５～２.０°アップライトに調整。キャロウェイの場合、アップライトに調整するとシャフトの先端が飛び出して来て危険なので研磨が必要となりお預かりした。

その“Ｋ”様、昨夜はご家族サービスで湯田温泉（当店より歩いて５分とごく近所）にお泊まり。今朝はフィッターより一足先にご来店だった。（^o^;アセアセ・・

慌てて店を開け、調整の出来上がったクラブをお渡しして、「新しいクラブが出来上がり次第お送りしますのでお楽しみに」とお約束し「これから秋吉台サファリランド（車で３０分程の距離）へ行きます。」と仰るのをお見送り。

その後もフィッティングやレッスンにと忙しくしていたら、「これからフィッティング出来ますか？」とお電話頂いた。「３０後であれば大丈夫です」とお答えすると「今、美祢なんですが・・」との事。

お電話の主は、ご家族連れで広島市からの“Ｓｉ”様。秋吉台サファリランドでご家族サービスの帰り道だそうで、大急ぎでフィッティングに着手する。

６Ｉのヘッドスピード：４１m/s、スイングテンポ：７、普通ならばＸシャフトをお薦めする所だが、特にテークバックの大きい“Ｓｉ”様には硬すぎるのではないかと判断。硬さからすれば普通のＳで充分。色んなシャフトでお試し頂くとライフル６.０が最適と判断。リストをお使いになる傾向が顕著であるからだろう。

ご本人にとっては少々意外な結果だったようだが、聞けば既にご来店前にアイアンは手放して来られたとの事でカスタムフィッティングする気満々だったので、「万が一合わなければ責任を持ってダイナミックゴールドに無償交換させて頂きますのでお任せ下さい。」（まずそんな事はないと自信アリ）とお話ししてシャフトは決定。

ヘッドは、前後のバラツキが少なく、リストターンであるから小振りなヘッドが好ましいが、打点が上下にバラツク傾向があるのでマッスルは遠慮して頂いてキャビティーをとミズノＭＰ－６０をお薦めする。

マッスルへの憧れもあるのか、少々の後ろ髪を引かれる想いがあるように感じたので、ＭＰ－３３と比べてお試し頂き、トップした時の打感のマイルドさをご体感頂いてＭＰ－６０に決定。ロフト角もライ角も１°起こして、更にメッキを黒染めにして精悍にし、スペシャル仕様で仕上げさせて頂く事に。

ここまでの内容をカルテに記入していて、はじめて重大な事に気が付いた。紹介者欄に「ＡＴＧ」 と記入されていた。ＡＴＧと言えば広島の“エルヤマ”様（お客様に支えられてのフィッティングでご紹介）のサークル。元祖“Ｓ”様（フィッティングがレッスンになる。久々編でご紹介）を始め多くのメンバー様にお世話になっている。

「失礼しました。よく見ておらず申し訳ございません」とひたすらお詫び申し上げながら、まあ、失礼はなかったと胸を撫で下ろすフィッター。いつもの事ながらフィッティングが長引いてしまい時計を見ればすでに始めてから１時間半少々。（^o^;アセアセ・・ 次のお客様を１時間以上お待たせしていたので、お見送りもせずに失礼しました。(゜゜)(。。)ペコッ

※画像は“Ｓｉ”様のトップオブスイング。この状態から思い切り、切り返して行かれるので、フレックスアナライザーで計測したスイングテンポは７が出るのだが、インパクト前後での撓りは少ないので実質スイングテンポ４くらいでシャフトフレックスを決めて大丈夫な訳。