本日、このブログを見てバネ・インソールを買いに来て下さったお客様(お名前をお尋ねするのを失念しました。)から色々とご質問頂き、ブランドよりスペックを重視すべし。から始まって延々とご説明。(^_^) Hi~!
その中で「ミズノのカスタムオーダーを希望してるけど、ミズノのアイアンはネック内に重量調整物が入っていると何処かのブログに書かれていましたので不安が・・」と仰る。
これはフィッターも否定はしない。シャフトにも、グリップにもその重量やバランスにバラツキがあり、いくら重量管理の行き届いた良いヘッドであっても組立時に一切のバランス調整無しで組み上げる事は困難なのが現状。 (;^_^A アセアセ・・・
フィッターもこの事を無視する訳ではないが、ことさらこの事を大きくクローズアップするのは、メーカー品を扱わず、パーツを仕入れて組み上げる工房と言われる店に多いのも事実。そう言う店は、さも親切そうに「当店はネック内で重量調整を致しません。」とバックフェースに鉛を貼って下さるらしい。(・・ )( ・・)キョロ
ネック内重量調整物の問題は、入れているから悪いと言うのではなく、その量であろう。某人気メーカーのアイアンのように10g以上も番手によって入っていたり、入っていなかったりと言うのでは、番手毎の重心点が変化してしまい、これは困りものだが、2~3g(ヘッド重量の1%)程度ならば、ことさら気にする必要はないと言うのがフィッターの考え。(^^)/“キッパリ !
最近の輸入品のように、組み上がったクラブのフェース裏やソール内にバッジ等の装着物を貼り付けたり挿入したりしてこれを避ける方法もあるし、逆に重いヘッドを造っておいて、ネック内をドリリングして重量合わせする方法もあるが、先のバックフェースに鉛を貼るのと同様に、その重量によっては重心点や慣性モーメントに影響を及ぼす事は明白。
ましてや、ヘッドの研磨技術によっては、その形状自身にバラツキがある訳で、ネックに重量物が入っていなければすべての番手の重心位置が揃っていると言い切れる確約はないのである。 それでも気になるなら、クラブの全体重量を量って見るとよく解る。長い番手から短くなるにしたがって重くなっている筈なのだが、その差が均等であればまず問題はないと判断される。
その重量が同じ物があったり逆転しているような場合は性能に影響を及ぼす程のネック内重量調整がされていると考えられるので、スイートスポットチェック(ミズノ MP-003 ドライバーを計測。をご参照)してみるか、バラしてみる事をお薦めする。
ミズノのカスタムオーダーでは、偶にフィッターが無理な内容の注文書(在り合わせのヘッドで重いバランスを出す様な)を出すと「ネック内で重量調整をしないと無理ですが?」と電話が掛かって来る。「ガバガバ入れてっ!」と言って「そんな~ぁ・・」と担当者を困らせてしまう事さえある。お客様のスイングによっては、わざとネックを重くした方が良い場合もあるのである。スゥッ…(-o-)y~~~ パァー
※画像はアイアンのネック内に入っていた重量物。左の真鍮製は某メーカーので左端で5g。右側のアルミ製はミズノので右端の一番大きい物で2.5g。
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