フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

長崎からフィッティングに!

2005年07月30日 22時43分50秒 | ゴルフフィッティング
先日お電話を頂いていた長崎市の“H”様、予定通りにご来店。W1のヘッドスピードは46m/s、スイングテンポは4。スイングプレーンも53°とアップライトで、インパクトもハンドファーストになってしまい、テンプラが出やすいスイング。これは少々レッスンが必要と判断してアドレスをチェック。案の定上半身が左側に傾いたアドレスをなさっており、スイングドクターを見て頂きながらアドレスを修正して頂く。

今、お使い中のテーラーメイドR540 9.5°(リシャフト済)が計測して見るとフレックス:XS相当で、ライ角もややフラットなので、余計に力む癖が付き、調子が悪かったと判断。少し軽めで柔らかめの試打クラブで少し練習して頂いた。

見る見る内にスイングも良くなり、フェードボールで270yも。シャフトは先調子だとまるでフェースに乗らず、手元調子だとかなりの確率でフェースに乗る。硬さも硬くするとどんどん力まれるので、460バットスタンダードSRの位が適当と判断。本日の結果だけ見ればロフトも11°以上欲しいのだが、将来性を考慮して打てるぎりぎりのロフト10°を選択。

このクラブに合わせて練習をして頂ければまともなスイングになられる筈。(^^)/“キッパリ ! と言う事で44インチと短めのMP-001 400US(低反発)ヘッドでカスタムオーダーを承った。

アイアンはキャロウェイのXツアーを新調されたばかりで、こちらはシャフトの硬さは問題ないので、6番で60°とフラット気味なのを、“H”様に合わせて2°アップライトに調整させて頂いた。

一番の傑作はパターだろう。スコッティーキャメロンのスラントネックの物をご使用中だったが、ロフトが7°もあって、「距離感がまるで合わない。ショートパットで引っかける。」と仰っていたが、これでは当然と4°に調整してお試し頂き「あらら、まるで転がりが変わりましたね。」と驚いておられた。

多分、パターのアライメント調整が本日の一番の収穫になる筈です。と奥様共々2時間のご滞在に感謝してお見送り。W1はだいぶ練習して頂かないとすぐすぐには本調子とならないかも知れないが、ご注文頂いたW1が出来上がり次第、スイングフォーム画像にレッスンの注意事項を添えて一緒にお送りしたいと思っている。

※画像は”H”様、左が最初のアドレス、右がアドバイス後のアドレス。
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