納品時のライ角調整に思う。

市内の“Ｓ”様からご注文頂いていたZ945 アイアンが予想外に早く入荷して来た。(O_o)WAO!!!

先月、アイアンフィッティングをお受け頂き、ＭＰ－６４・ＮＳ１１５０（Ｓ）をお薦めしたのだが、「出来ればスリクソンが・・」と仰るものだから、かなり妥協（生憎ＮＳ１１５０の設定が無い）して、Z945 アイアン・ＮＳ１０５０（Ｓ）でカスタムオーダーして頂いたのだった。（^o^;スゴスゴ!

早速に点検すると、長さやバランスには問題なかったがロフトと５番からライを計っていて、「まあまあだな」と思いきや、８番になった途端に目を疑ってしまう。_(++)/ダメダ…..

　　　　調 整 前 　　　　　　調　整　後
番手 　ライ　ロフト 　  ライ　  差 　ロフト  差
５I 　60.00  26.00　　 59.50 -0.50  26.00
６I 　60.50  29.00　　 60.00 -0.50  29.00
７I 　61.00  33.00　　 60.50 -0.50  33.00
８I 　62.50  37.25　　 61.00 -1.50  37.00 -0.25
９I 　62.25  42.00 　　61.50 -0.75  41.00 -1.00
ＰW 　62.25  47.00　　 62.00 -0.25  46.00 -1.00

どっちみちライ調整をするつもりだったから文句も言わないが、別にこのクラブに限らずだが、通販等でお買上になりこのままお使いになる方にとっては問題ありと言わざる得ない。(＾＾)／“キッパリ !

割とマシだった５I－７Iでもメーカー仕様と比べると当店計測値は１°フラットに出ているが、これは多分メーカーはスコアラインで計測しており、当店はソールで計測しているからだと思われる。(゜_゜)(。_。)ウンウン

ちなみに、昔はソールで計測していたＭＰも昨今のはスコアライン計測になってしまっているから、あまり当てに出来ないのだ。「薦められたライ角と納品時に添付されているスペック表が違う。」とお叱りを頂く事が稀にあるが、機種によっての癖を見計らって（せいぜい０.５°程度だが）発注しているからだ。(;^_^A アセアセ…

どっちが良いかは賛否両論あろうが、技量のないクラフトマン（パート?)でも簡単に計れるのがスコアライン計測。目利きのクラフトマンでないと差異が出やすいのがソール計測と書いてしまえば、察しの良いお方ならご理解頂けるだろう。(゜゜;)＼(--;)オイオイ ナニイッテンダヨ

その事は過去に「カタログ・ライ角のいい加減さ」でも書いているので、お暇な方はご参照下さい。(^_^) Hi~!

そんな訳で、少し余計な手間が掛かりましたが“Ｓ”様のZ945 アイアンがやっと納品出来る運びになりました。ハーイ(^O^)／

※ 画像は出来上がったZ945 アイアン。


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