フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

リペア作業に想う。

2007年02月20日 21時24分30秒 | ゴルフクラブ
今日は定休日。溜まったリペア作業を一気に片づける。ウッドのリシャフト11本、アイアンのリシャフト15本。単純に差し替えるだけならごく簡単な作業だが、わざわざ当店にお持ち込み頂いたと言う事はそれなりの訳ありが殆どで、それぞれライ・ロフト調整や細かな硬さとバランスのマッチングを取らねばならず、気を遣いながらの作業の連続。(^_^;;

作業をしながら想うのは、既に一度リシャフトされた物のいい加減さ。シャフトの塗装やメッキが一部に残った状態で装着された物。新品から一度も触っていない物でも時には酷い物に出会う事も多い。

先日も某一流?メーカーのアイアンがヘッドとソケット(フェラルとも言うネックの黒いカバー)に隙間が空いたとお持ちになり、ソケットが緩んだだけならそれを接着して一件落着となるのだが、どうも怪しい。ヽ(^。^)ノアレアレー?

ヘッドを固定してグリップを手でねじってみても抜ける様子はないのだが、どうも心配で、念の為に隣り合わせの番手(この場合は緩んだのが6番だったので、5番と7番)をご持参頂いて並べてみると、案の定、全長が不揃いで6番だけが長くなっている。やはり緩んで抜けかけていたのである。抜いてみると接着面の一部に塗装が残ったまま。(+。+)アチャー。

「調子が悪い!」とお持ちになる物の多くにはシャフトの装着角度の狂った物も多く見かける。これもコストダウン(どんなシャフトでも一つのヘッドで済むようにと言う事)の為か、大きなネック穴に細いシャフトを平気で装着している物も多くなっている。

昔はシャフトに合ったギリギリのネック穴で隙間は無かったように記憶しているのだが、最近のは差し方によっては2°以上のライ・ロフトが狂う物も珍しくない。(^^)/“キッパリ !

そんなあんなで、全部接着して、データーを取って、急ぎの物は発送して、やってる最中に問題が発覚(取り寄せたシャフトでは狙った硬さが出なかったので違う物を再取り寄せ)した岡山の“T”様(
歩きでキャディーバック担いでご来店。 でご紹介。)にはお詫びのメールをさせて頂き、工房の掃除をし終わった頃には既に通常の閉店時間をとっくに過ぎていた。(+。+)アチャー。

※画像は本文とは関係ございませんが、久々に入荷したPRGRのキャディーバッグ。新しくフロントサイドにペットボトルの保温ポケットが付いたのが目新しく、夏には大活躍しそう。

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