フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

シャフトとグリップで得られる飛ばしの三要素!

2007年02月18日 21時16分57秒 | ゴルフクラブ
出来上がった1Wを受け取りに来て下さったのは市内の“S”様。出来上がった1WはJPX E500  に460Bstf(SR)シャフトを装着した物。

早速に打ってみて頂くと、いきなり「ぶっ飛び!」で曲がらない。「計ってはいけません。先入観が出るから。」と仰るので、数値データが取れずに残念。(^^;)

この
JPX E500  既製品はヘッド重量が200g程度であるが、シャフトとグリップが軽く出来上がっている。グリップが41gと軽くなっている。これを50gのグリップにするだけで、同じシャフトで同じバランスに仕上げるのにヘッド重量を4g以上重くする事が可能になる。

そうすると今度は元々柔らかめのシャフトの撓りが更に大きくなってしまうので、硬いシャフトにする必要がある。結果として叩けて飛ぶクラブが出来上げる。もっともヘッド重量を重くする代わりにシャフト長さを伸ばす事も可能になるのである。

ヘッドの反発係数が規制される適合クラブで飛ばすには、3つの要素が重要になる。
①ヘッドスピードが上がるようにする。(ボール初速も一緒に上がる事が条件だが)
②ヘッドスピードが落ちない範囲でヘッド重量を重くする。
③当たり外れが出にくくする。

これらの3つの要素を満たすのに大きな影響を持つのがシャフトとグリップの選択になる訳である。
① はシャフトの長さを伸ばす事が有効な場合も、もっとも単純に硬さでインパクト時のヘッドスピード変わる事も多い。
② は余程非力な方以外はとっても有効で、振り切れる範囲でバランス自体もかなり重くしても良い。これは打点を外した時の安定性にも有効となる。
③ はスイングタイプに合ったシャフトを選択する事で大幅に変わる。グリップ重量で変わる場合も結構多い。

これら3つの事をバランス良く妥協点を探ればもっともっと飛距離アップが可能と言う訳。

もっとも、肝心のヘッド自体のバランスが悪い物では効果が期待出来ないが、
JPX E500 ならその心配は全く無用で、まだまだ色々な組み合わせをご提案したいと勝手にワクワクしているフィッター。 ↑(^^_)ルン♪

※画像は
JPX E500 

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