転ばぬ先の杖＝確かなフィッティング

ご予約通りのご来店は島根県鹿足郡の“Ｎ”様。「総合フィッティングを」との事だったので、まずは今お使いのクラブを拝見・・。ドレドレ＿(◎◎ヘ)

番手 　品　　　　名 　　　　　　 長さ  重量  バランス 振動数 ライ角 フェース角 リアルロフト
1W スチールヘッド+10 スチール゛+X  43.50 358.2 D0.8 　284 　54.00 　3.50 　14.0
3W スチールヘッド+　スチール+　SR 42.50 365.8 D1.6 　275 　55.00 　2.00 　16.5
5W スチールヘッド+　スチール+　SR 41.50 374.5 D1.4 　280 　56.00 　2.00 　20.0
6I 　MP-57 DGS200 　　　　　 37.25 431.7 D0.4　 342 　61.00 　 － 　 31.0

アイアンは買われたばかりのＭＰ－５７だが、ウッドは実に懐かしい初代のスチールヘッドプラス。しかもシャフトネックが曲がってフックになってしまっており、「これじゃあ打てないだろう。」と今月初めにご来店された「るーさー様」（朝一番のお客様。でご紹介）を思い出した。ヘ(;゜゜)ノ

６Ｉを打ってみて頂いて再び驚く。６Ｉのヘッドスピード：４２m/s、スイングテンポ：５、スイングプレーン：６０°ながらトゥーダウンがもの凄く大きく、ダブリが多い。(+。+)アチャー。

「これならば」と、ＭＰ－３７にライフル６.５を装着した物をお試し頂くとご本人も驚かれる程のナイスショットを連発。６Ｉで１８０ｙオーバー。＼(^o^)／ ワーイ!!

１Wも手元の硬いシャフトが合うだろうと、先調子のＱ７Ｂｓｔｆ（Ｘ）をお試し頂くとこれ又アイアンと同様に打痕はまんまる状態。中調子のＱ７Ｂｓｔｄ（Ｘ）ではネック寄りに当たって打痕はバラバラだったから、いつもの事ながらシャフト選択の大切さを痛恨。(゜_゜)(。_。)ウンウン

アイアンシャフトの不適合はいかんともし難く、ヘッドも超ダウンブローに打たれる“Ｎ”様には役不足と断定。
まずアイアンをお買い換えになるのが先決で、そうでないと１Ｗは造れないと駄々をこねてしまったフィッター。(゜゜)(。。)ペコッ

問題はここからである。「今日は１Ｗの新調とアイアンのライ調整を目的に来たんで・・。」と仰る。ヽ(^。^)ノアレアレー? 
「アイアンを買う前に診て貰えば良かった。」と後悔されながら、もう一度ご検討下さいお見送りした次第。(+。+)アチャー。

そう言えば、昨日の“Ｈ”様（高知から日帰りフィッティングドライブ。でご紹介。）のアイアンも新しかったよねえ。(^_^;;

そもそも既製品にＮＳ９５０とダイナミックゴールドしかない現実が間違っていると断言してやまないが、所詮、既製品のクラブは最大公約数的なところに合わせて造られている。ゴルファーのスイングは１００人が１００人カスタムメイドであり、本に書いてあるようには行かないのが現実。(＾＾)／“キッパリ !

クラブを購入なさる前には必ず、信頼出来るフィッティング（最近はフィッティングまがいが多いのでご注意！）をお受け頂きたいと切望するフィッター。(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ。

※ 画像は本文とは無関係ですが、某サークルの５名様からご注文頂いたキャディーバッグ。
 　フロントポケットには個人名が刺繍されており、結構良い感じ。＼(^o^)／ ワーイ!!