フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

スイングウェイトの重要性?

2007年03月03日 21時09分04秒 | ゴルフフィッティング
昨日、スイングバランスの重要性?、いえいえ、いい加減さ!に付いて書かせて頂いたその続き・・。

同じバランス値でも、シャフトの硬さによっては感じ方が全く変わって来るのである。例えば同じ全体重量で同じバランス値のクラブでも、柔らかいシャフトだと重く感じ、硬いシャフトだと軽く感じるのが普通。

だからフィッティング中に色々なクラブをお試し頂くと、重いなあ、軽いね」等と実際とは反対のお言葉を聞くのも日常茶飯事。 まあ、実はこのお言葉のおかげで、フィッターは無い頭をフル回転させて、お客様のお好み?と言うか、傾向を把握していち早く合うクラブを選択するのに役立っている訳である。(^_^) Hi~!

結論はスイングバランスの数値はあまり細かく気にしなくて良いとさえ考える。実際に店頭で計っても測定器によってはかなりバラバラな数値である事も多い。当店ではミズノの工場でピッタリD0に合わせた6番アイアンを置いており、計測前にそれを計って誤差を点検するようにしているが、結果論として打ってみて良ければ良いのである。(・・ )( ・・)キョロ

それよりも、もっと重要なのは全体重量なのである。当たり前だが「長い物程軽く、短い物程重く」である。1Wが最も軽く、SWが最も重い(本当はPTが一番重い)のが普通だが、その重さ加減である。長さによって最適重量は変化するので、ここでは具体的数値は書かないが、要はその重量の流れがスムーズに行っているかが大変重要な事である。(^^)/“キッパリ !

全体重量はスイング中の力み加減やテンポを変化させ、当たりの安定性に大いに影響する事はこれまで何度も書いてきたが、ウッドもアイアンも10gも違うとまるで別人のスイングかと思える程に変化するからである。しかし、世の多くのクラブは10g違うと硬さも一緒に変わっており、硬さの影響で正確な判断が出来ない事が多く、試打しても本当に合った物を選ぶのを阻害していると言える。(^^;)

よって、本当に同じ硬さで違う全体重量の物を打ち比べてみると言う事が大切になって来る。ここまで書いて気が付いた。「テスト用の試打クラブが未だ足りない!」もっと試打クラブを造らなくちゃ~。(^o^;アセアセ・・

※画像は只今のフィッティング用アイアン試打クラブ

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