「今使っている1Wが合っているかどうか診て頂けませんか?」とご来店になったのは市内の“F”様。今お使いの1Wは随分昔のキャロウェイGBBである。46インチのSシャフトで、固有振動数258cpm、バランスはD5。ライ角:56°で、ロフト表示は9°であったが、フェース角が4°もフックで、それを正して計った実効ロフトは11°にもなってしまう。(+。+)アチャー。
早速に打ってみて頂くと、華奢に見える体格とは裏腹にヘッドスピードは50m/sオーバー。スイングテンポは「5~6」。これくらいならSフレックスでも大丈夫なはずなのだが、長さが災いしているのと全体重量が軽すぎるのが原因か、ご自分の1Wにインパクトセンサーを付けて打って頂くと、全くセンター付近には当たらず、ヒール側にばかり当たり、球筋は引っ掛けばかり。ご本人曰く「殆どスライスするんです。」との事。
早速にシャフトの実打テストを始めると、手元調子のシャフトでは打痕が大幅にばらつくのに、少し先調子にすると途端に真ん中に集まる。一番成績が良かったのはミズノ MP-003にQ7バットスティッフ(S)である。何発打っても殆どセンターに真ん丸い打痕が残るだけで他とは抜きんでていた。 「これ、下さい。」と仰るので、「これは既製品ではなく、カスタムオーダー品ですので5日間ご猶予下さい。」とお願いしたのだが、「どうしても明日のコンペで使いたいんです。」と仰る。ヽ(^。^)ノアレアレー?
「今あるので合う物はありませんか?」と仰るので、ディアマナS73(S)の装着されたダンロップ スリクソン W505 のカスタムメイド品をお試し頂くがこれではバラツキが出てしまう。(+。+)アチャー。
困ったフィッター。え~い、一か八かで失礼なご提案をさせて頂く。実は先日他のお客様にカスタムオーダーさせて頂いたミズノ MP-003 9.5°がロフトが付き過ぎ(実効ロフト10.5°とお客様のご要望より多かった)ていて、一寸お試し頂いただけで却下となり、造り直した為に余ったMP-003ヘッドがあったのである。(^o^;アセアセ・・
「ソールに少し傷がありますが・・」とお詫びしながら、「これで良ければ3時間後には打てるように出来ます。」と言うが早いか「それっ!、それでお願いします。」と即決で決まり。\(^o^)/ ワーイ!!\(^o^)/ ワーイ!!
夕方、受取に来られて、スタジオで打ってみて頂いた。最初は少し左に引っかけ気味だったが、何回か打っておられる内に、見事なストレートの連発。「明日ぶっつけ本番で大丈夫でしょうか?」と今頃になって尋ねられても困ってしまうのだが・・、「前のクラブよりは絶対に良いでしょう。」「雨の対策をしっかりなさいませ。」とお見送りした。
※画像は“F”様にお買上頂いたミズノ MP-003
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