フィッターの独り言

ゴルフショップ「マスターズゴルフ」のフィッターが徒然なるままにつぶやいてます。

カタログ・ライ角のいい加減さ

2007年06月20日 21時57分22秒 | ゴルフ業界

先日、試打クラブの点検をしていて、ライ角が少しフラットなアイアンがあったので、営業担当者が来店時に「お宅のアイアンは何処でライ角を計っているの?」と質問した。ええっ、解りません。おかしいですか?」持って帰って調べましょう。」と持ち帰ったアイアンが送り返されて来た。(^_^) Hi~!

製造上の許容範囲として規格値に対して±1°の範囲に入る様にしています。 
この許容範囲は各メーカー共通の物です。


と書いてある。(^_^;;

いつから談合していたのか知らないが、±1°と言う事は隣り合わせの番手でライ角が2.5°違っても許容範囲と言う事であり、世に出ている殆どのクラブは全て適合品となる。(+。+)アチャー。

まあ、フィッターに取っては大体予想通りの結果であったが、これが今日の業界の平均相場であろう。

序でに他のもと、手短にあった6番だけ計ってみた。ドレドレ_(◎◎ヘ)

   品    名           スコアライン計測    ソール計測   
ヨネックス ニューナノブイ    61.5°     60.5°
ダイワ オノフ+         62.0°     60.5°
PRGR iS3 501銀    61.5°     61.5°
ミズノ MP-60        61.5°     61.0°
タイトリスト 660        63.0°     62.5°

カタログには、そのライ角がソール測定なのか、スコアライン測定なのかは書いてはない。
(合う方で見て下さいと言うのが本音か?)

ソール測定を重視するフィッターにとってはどちらでも良い事なのだが、メーカーも、もう少し使う立場で考えて頂きたいと考える。(^o^;スゴスゴ!

※ 画像はヨネックスから届いた検査報告書。


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