韓国ツーリング（３日目）

韓国ツーリング（３日目）

８月１６日（日）　


早く起きようと思っていたけど
実際起きたのは７時半。


また、起きても眠たくて…
結局出発したのは９時過ぎてしまった。

こりゃ、前夜遅くまでトリックを見過ぎてしまったな。



こちら宿泊したモーテル。







雁鴨池に到着。
ここは新羅王朝を思わせる建物が立っていた。




ここを見学しているとポツポツと雨が降り始めた。
韓国へ来てから初の雨だ。
韓国に来てまで雨の中バイク乗りたくねぇよなぁ。



敷地内をウロウロしていた動物。
リス？



すぐお隣に花畑が広がっていたので見て回った。
何の花かはわかんないけど。


これは蓮の花かな。


花畑を見て回っていたら韓国人に声をかけられる。
どうやら写真を撮ってくれと言っているみたい。
多分オイラを韓国人と思って話してきたのだろう。
日本の「はいチーズ」
に変わる言葉「ハナ・トゥ・セッ」（日本語に直すと「いち・に・さん」って意味、たぶん・・・）と
現地人のふりをしてそのまま写真を撮ってあげた。

実は前日も韓国人と間違われて「アンケートお願いします」と話しかけられたし、
さらに韓国初日には韓国人に道を尋ねられたりもした。
きっとオイラは何の疑いもなく韓国人に見えるんだろうなぁ。





こちら世界遺産の石氷庫。

世界最古の冷蔵庫と言われているらしく一応世界遺産らしい。
ぱっと見、コレが世界遺産なの？って思ったり…。






駐車場で見かけた韓国のキャンピングカー。
右側通行な国だけに後ろの扉は右側についている。
それにしても…韓国は駐車マナーがかなり悪い気がする。
白線なんて全く無視して場所さえ開いてれば駐車しまくってる。





心配していた雨も上がりカッパは着なくても走れそうだ。
慶州地区を後にして北上する。
北朝鮮との国境にある高城統一展望台までは行きたい。
この日は江陵地区を目指すことにした。









しばらく走りガソリンも減っていき、韓国で初の給油をすることになった。
スタンドへ入り

「フィバリュ（ガソリンの韓国語）、マンタン」

と言うが何かうまく伝わってない様子…。
もう一度

「満タン！！」

と言い放つと伝わったのかガソリンを入れてくれた。


ちなみに「満タン」の言い方は韓国でもそのまま「マンタン」らしいのだ。
それに韓国の場合はハイオクはなく、レギュラーと軽油の２種類だけみたい。

バイクの場合、軽油じゃなくて全てガソリンを入れるだろうから
「満タン」さえ言えれば韓国の場合給油は何とかなるのかな。










しばらく走り途中休憩。


昼飯はファミリーマートで現地のオニギリ等を食べてみた。
日本とたいして変わんないや。
具がちょっと辛いくらいかな。







再び走り出す。
バイパスみたいな何もない流れの速い道路をひたすら走り続ける。

走り続ける。
走り続ける。
走り続ける。

なかなか遠い。
ちょっと停まって休憩。
そして考える。

このまま北を目指していってもひたすら走るだけだし、結構きついぞ。
滞在日数も多くないし、この分だと走るだけで日程を消化してしまう。
もっと色んな所に寄り道をしながら楽しもう。
そう思い北へ行くことを断念。
南へ引き返すことにした。




北上を断念し引き返したポイントで撮影。蔚珍（ウルチン）辺りかな。




途中巨大なカニの作り物を発見。
この辺はカニで有名なのかな…


その辺の人に韓国語で話しかけ写真を撮ってもらったりもした。




再び給油。
長袖シャツで走ってたんだけど、寒くてジャケットを着た。
真夏なのに思ってた以上に涼しいんだよね。
緯度でいうと東北くらいの位置にあるし、これが当たり前なのかな。









日も暮れてきてこの日は浦項（ポハン）のモーテルに泊まる事にした。
韓国語での交渉が苦手なのでこの日は最初から

「日本語話せますか？」

と韓国語で聞いた。
すると日本語は話せないみたいだが、オイラが日本人だと言うことは理解してくれたみたいでジェスチャーによる交渉を行った。
電卓を取り出し一泊の料金を打ってもらう。
３５０００ウォン（約２８５０円）みたい。
今晩はここで泊まる事にした。


日本からバイクで来たと伝えると驚いたみたいで

「まぁ、ここに座りなさい」

と言われコーヒーをご馳走になった。
片言の英語と指差し会話帳を駆使しながら何とか会話。
何処に住んでるの？とかお互いの自己紹介などの話をしてると

「ディナーは食べたか？」

と聞かれたので

「今から食べに行きます」

と言うと、ここで一緒に食べようと言うことになり出前を取ってもらうことになった。
「トンカツＯＫ？」と聞かれトンカツの出前を頼むことに。
トンカツを頂きました。

おいしかった～。
お金を払おうとするオイラを征し、結局この人がおごってくれた。
愉快な人で自分の事を指差しながら

「Ｋｉｎｄ　Ｍａｎでしょ？」

とかおどけていた。
明日は韓国最東端の「チャンギ岬に行く」と言ったら

「何もないし止めた方がいい。普門観光団地に行った方がいい」

と言われた。



色んな事を話したんだけど、
やっぱ言葉がわかんないと世間話は辛い…。
旅を楽しむためにはもっと言葉を勉強しなきゃいかんなぁと改めて実感したのでした。
とてもいい人だった。



「しっかり休んでください」
と言われ部屋に案内された。
部屋はこんな感じ。
思いっきりラブホテルっぽいな。



この日の走行２７３．１ｋｍ