すべてを捨ててアラスカへ向かう
マイ・オールタイム・ベスト・ムービーの中の1本。
待ちに待ったブルーレイで鑑賞。
両親の悪影響と物質主義に嫌気が差した主人公・クリスが真の自由と精神の革命を求めアラスカの荒野へと向かう今作は実話をベースにしている。
地位も名誉も所持金さえも手放し、バックパックひとつを持って西へ、そして北へと旅をするクリス。
道中での新たな出会い、そして別れを経て頑に自らの意思を変えなかった心が少しずつ変化していく様がとても良い。
アラスカへの旅を通じて本当の幸せの意味を見つけることが出来た彼の人生の終焉、そして両親を含め関わった人たちとの関係性が時に温かく、時に心の底から苦しくなる。
アラスカの美しい大自然のカットは勿論のこと、登場人物たちが流すきれいな涙がとても印象的で、それをあのショーン・ペンが撮ったという事実がさらに胸を熱くするとても大好きな作品です。