ちよこの風に吹かれて旅の空2

ちょこの風に吹かれて旅の空の続編

その瞬間、僕は泣きたくなった

2022年08月30日 | 日記

その瞬間、僕は泣きたくなったの中には4編の短い会映画があります。

私はその中の「GHOSTINC」が気になりました。

GHOSTINC

バク 佐野玲於  メイ 畑 芽育

 

人は死ぬ時、一度だけ過去のある日に戻り

大切な人に会えるという。ただし、霊魂のままで

 

バクは車にひかれゴーストとなる。

ゴーストとなったパクにも戻りたいあの日があった。

淡い恋心を抱いていた幼馴染のメイが亡くなったあの日。

少年の頃の後悔を胸にバクは戻って来た。ゴーストとなって。

メイの形見のペンダントを胸に戻って来た。

そしてあの日のメイを追うバク。

メイはなんで死んだのか、自殺なのか事故なのか・・。

そしてメイが死んでいた川原の上の橋に来た時、

落ちそうになるメイを思わず助ける。

その瞬間からメイはバクに気が付く。

メイについて行くバク。2人は映画館に入った。

メイは自分と同じペンダントを男がしているのに気づく。

パクは慌ててそのペンダントを隠す。

2人は映画を見ながら映画の話をする。

バクが言った映画はまだこの世界にはなかった。

不思議がるメイにバクは言う。

「僕が未来からきたって言ったら信じる?」

メイは当然ながら信じない。

そこにメイを探す警官が来て2人は逃げ出した。

そしてバクは気づく。自分同様にメイも人々に見えていないことを。

バクはメイに橋の下に行くように言う。

まだ間に合う、自分の体に戻るようにと。

一緒に来てと頼むメイにバクは言う。

必ず行くから、待っててと言ってバクは消える。

半信半疑で川原に行ったメイ。そこには男の言う通り自分の体があった。

体に戻ったメイの所に小さなバク駆けつける。

「遅くなってゴメン」

メイはバクによって助かった。

そして嬉しそうに微笑みながら自分を見つめるゴーストのバクを

メイもじっと見つめる。バクは幸せそうに消えて行った。

そして時はバク死んだ日へと戻る。

「バク!!」

バクは呼ばれて振り返る。そのバクの後ろを車は通りすぎる。

あのペンダントを付けた老女が彼を微笑みながら見つめていた。

そして嬉しそうに消えて行った。

人は死ぬ時、一度だけ過去に戻り、大切な人に会えるという。

ただし霊魂のままで。

バクはスマホの中にメイの電話番号をみつけ恐る恐る電話する。

そこには元気なメイの声が・・

「今度また映画を見に行こうよ」

「うん、楽しみ~」

ゴーストとして二人で映画を見た

メイの記憶の中にもあの日の記憶がある。

そしてバクは言う。

「遅くなってゴメン」

 

こんな映画でした。まっ、メイもゴーストだったとわかった段階で

落ちはわかったんだけれどね。メイを助けたバク。

今度はメイがきっとバクを助けるんだろうなって。(笑)

でも夢のあるほのぼのとした内容でした。

 

誰にだって戻りたい過去のあの日はあるに違いない。

私にだって戻りたい過去のあの日はある。

その日、私は親友と3時間もカラオケを歌いまくっていた。

笑いあい、けなしあい、冗談を言い合い。

次の日、2人の人生が大きく変わるなんて思いもしないで。

次の日彼女は空に消えた。

出来るならあの日に戻ってカラオケなんかしないで

彼女を病院に引っ張って行って彼女がいやって言ったって

病院から出さない。

そうしたら彼女は今も私の横にいただろうか。

彼女がいたら私の人生ももう少し彩が良かったかもしれない。

でも人生はそう映画のように甘くはない。

だから私も彼女の世界に行った時、

早くお空に舞ったこと、いっぱい怒ってあげようと思う。

あなたの知らない世界いっぱい見てきたんだよって

自慢してあげよう。

きっと彼女は地団駄踏んで悔しがるに違いない。

好奇心旺盛な人だったから。

だから今はもう少しこの世界に踏ん張って

彼女に話すための未来の時間を歩いて行こうと思う。