昨日、BS放送で2013年の是枝裕和監督作品
『そして父になる』 を見ました。
沖縄で昭和50年代に実際にあった、乳児取り違え事件
が題材の映画。
二つの家族の父親役に、福山雅治さんとリリーフランキーさん
とても重たいテーマの作品でしたが、親になるということ、
家族とは・・ということを考えさせられる映画でした。
つくづく、生まれた子供を育てながら、親にさせてもらって
いくのだと思いました。
完璧では無い人間が、子供のためにと思い込んですることが、
子供を傷つけることもあるけれど、それでも、子供は親を慕う。
正解の子育てはどこにもなく、正しい愛情というものもない。
家族を見つめ続ける映画を作る、是枝さんの作品は好きです。
樹木希林さんや國村隼さんなど、少ししか登場しない脇役の方達も素敵でした。
『歩いても歩いても』 『海よりもまだ深く』 などもとても好きな作品です。
