どうしても見たい!という訳でもなかったのですが、何となく
気になっていたので、見に行ってきました。
『 PERFECT DAYS 』 ヴィム・ヴェンダースというドイツの
映画監督、役所広司さん主演の、日独合作映画です。
結果、やっぱり見て良かったです。
一見、ごちゃごちゃした東京の街、家、道路が美しく描かれ
役所さん演じる清掃員の姿が、とても清潔感に満ち、まるで
修行僧のようなのですが、腹を立てることも、泣くこともある
普通の人間。
特徴的な、『木漏れ日』と、彼が好きなカセットテープから流れる
音楽が、心に響きました。
静かで、台詞も極端に少なく、背景もよく分からない主人公の
ルーティンに見入っているうちに引き込まれる。
これといった大きな展開もない映画を、こんな風に作るのは、
凄いなぁと思いました。
映画館の外は、少し吹雪いていました。