今日は『赤い靴』からこのセリフにしました。というのは、ここのところ働き盛りのお医者さんに、あまりにも無念な事件が続くからです。
このセリフは…
ジナは父親を見殺しにした実の母親のヒギョンとその今の夫への復讐の為に生きてきました。そしてとうとう人を雇ってまで2人を窮地に追いこもうとしますが、その計画は二度とも失敗に終わり、ジナは苛立ちます。そんなある夜、亡くなった父親が現れて、ジナを諭します。その際父親がジナに言った言葉になります。
12月には大阪で放火による、また先週は埼玉で散弾銃による事件が起こりましたよね。大阪の件は正確な原因がつかめそうにありませんが、埼玉の件ははっきりできそうです。長年介護してきた母親が亡くなったということで、その耐え難い悲しみはわかります。ですが、だからといって世話になったお医者さんを恨むなどありえません。理不尽極まりないです。
このセリフは埼玉の事件の一週間前の放送で聞き、これは名言だとすぐメモしてありました。そしてこの事件を知り、このセリフが真実を語っていることにゾッとしました。人は誰でもこういう面を持っていて、条件が噛み合えば、誰にでもいつでも起こり得ることなのだと。