今宵は、『ニ番目の夫』からこのセリフにしました。このセリフは…
マルジャはサンミが店へ入って来たのを見るなり、店番をお願い、と言い、理由を訊ねるサンミに、事がうまく運ぶよう一肌脱ぐの、婿を守りに行くのよ、と言い、サンミが、でしゃばれば台無しになる、というのも聞かず、黙って店番していて、と言い残し大慌てで出ていきました。
マルジャの行った先は、韓屋ベーカリーで、そこはソナの親代わりのボクスンとその息子で、サンミが片想いするソジュンのベーカリー店でした。
ボクスンのことをニュー奥さまと呼んで端からボクスンを呆れさせたマルジャは、一人息子のソジュンが家族同様のソナに片想いしていて気苦労がと絶えないでしょう、と言い出しました。余計なお世話です、と打ち捨てたボクスンにマルジャは更に、サンヒョクとソナが再婚するのでその子供のテヤン共々自分の家に住まわせれば?、ソナは実母を見つけたし、ボクスンがソナの母親の役目をする必要はないかと、とも言いました。
ここでボクスンが聞き捨てならない、と言い返した際、マルジャが言った言葉がこのセリフになります。
そこで、マルジャは、ソナが韓屋ベーカリーから出ていけば、自然、ソジュンとの距離が開くので、そこへサンミの婿に迎えようと考えていました。そこでマルジャは、考えてみてください、ご子息の恋を阻止するにはそれしかない、と言った後、次のようなことわざで締めました。
1525 「"去るもの日々に疎し"というでしょう」