今日は『太陽の帝国~復讐のカルマ~』からこのセリフにしました。このセリフは…
チャン会長の家では長女のジョンヒと次女のスッキの家族も一緒に食卓を囲みますが、今朝はジョンヒの長男グァンイルの嫁の相手が話題になりましたから食後、チャン会長はジョンヒを呼んで、グァンイルの結婚はどうする気か訊ねました。ところがジョンヒは、自分もどうしたらよいか、と言いましたから、チャン会長は、グァンイルが一方的に好いているユン秘書の話を持ち出しました。しかし、二人ともユン秘書の生い立ちが気に入りません。そこへきて現在ヤンジグループは経営状態が悪く、テソングループの令嬢とグァンイルを結婚させて危機を乗り切ろうと考えていました。そこでチャン会長が言った言葉が今日のセリフになります。
本国ではかつての日本以上に血のつながり、そして"家"を大事にします(本国の人から直接聞いた話だと、更に出身地も大事で、どのそこのなんちゃら氏、という様に表現するとか。)。ですから、こういうセリフや「血は水よりも濃い」みたいなセリフが頻繁に出てきます。これを封建的だ、とか時代劇だ、と批判する声はもちろんあります。しかしですね、ドラマに出てくる財閥は行き過ぎにしても、"家"というのは集団の最小単位ですから、ここを疎かにしていいはずがありません。
一方、まもなくお盆ですが、ここでとりおこなわれる様々な行事は本来"家"のためのものでしょう。一年ぶりに帰って来られたご先祖に子孫である我々が変わらず元気に生きていることを報告し、感謝します。結果的にこうした行為は"家"のきずなを強めることに繋がりますから、ここを粗末にするところは間違いなく傾きます。今の国の状態がまさにそれです。