今日は『素晴らしい遺産』からこのセリフにしました。この日にセリフは…
パングムは長年慕ってきたヨンベが突然倍以上も歳の離れたゲオクと結婚したことにショックを受け、しばらく寝込んでいましたが、それも徐々に癒えて仕事に復帰し、母屋にいるヨンベに挨拶に行きましたが、ヨンベの態度はつっけんどんで、休んだ分の給料は引く、とまで言って出て行ってしまいました。そんなヨンベに腹を立てたバングムの言葉になります。
この言葉、釣る前は魚に盛んに餌をやりますが、一旦釣り上げてびくに入れてしまえば知らん顔になることから、付き合う前は積極的だったのにいざ付き合いだせと覚めてしまう男性心理を皮肉って使うようです。
文字だけ見ればいかにも古くからのことわざっぽいですが、調べてみましたら、全くそんなことなく、昭和も末期にちらほら聞かれるようになったということ以外、わかりませんでした。恋愛で使われるスラングと言ってもよいかもしれませんね。
ただ、元からバングムの一方的な横恋慕だったことから、この場合、この訳でいいのか疑問ですが、当ブログの根本セリフである、「人は欲しいものを手に入れた瞬間から飽きを覚える」というセリフが示すように、人は本意を遂げると一転するものなのです。